エースと、

心配だとかそんなものはむず痒く、愛情なんて、触れたら消えてしまう幻想のようで怖かった。震えるこの胸には、決して滑らかとは言えない大きな手が優しく宥めるように、涙を促すように触れている。
恐怖で否定などせず欲しいものを認めてしまえよ。
俺にはあんたの手も怖いよ。なくしそうで。

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