エースとマルコ

あんたがそうやって俺を溶かすから、こんな気分の時どうやり過ごすかを忘れてしまった。ひとりで膝を抱えて過ぎ去るのを待っていた少し前の自分が、遠い過去のようだ。
なあマルコ、少しだけその肩を貸してくれないか、傍にいてくれるだけでもいい。
そう言ったのはずなのに今俺は腕の中。頬からは塩辛いにおい。涙までもが溶かされた。

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