エースと、

くるしい。こんなしあわせはくるしい。跳ね退けた手すら優しくつかまれてしまって、俺はもうどこにも行けない。孤独というひどく冷たい自由を奪われた。俺はもうこの手を放せない。なによりもきらった不自由が、なによりものぞんだ温度だったのだ。

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