エースと、

自由に空を飛ぶ能力を有するその男は、偉大なる男の傍らで笑う。

「ここが一番自由になれる場所なんだよい」

けれどもその足はしっかりと船の上にあり、自由とは形ばかりでないことを俺に教えた。そして自由を孤独だと思っていた俺は、孤独のない自由を知る。馬鹿みたいにほっとした。この船が、親父が、みんなが愛しかった。

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