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日常とか落書きとか。



追記


▼124
「そういえば今日はバレンタインか」
「なんだエース、お前チョコ欲しいのか?」
「こんな男所帯で欲しがってもなあ……まあくれたらうれしいけどよ」
「じゃあやるよい、部屋にある」
「「えっ」」
「なんだよい二人揃って」
「いや、だって」
「マルコがチョコ……」
「まあウィスキーボンボンだけどな」
「「ああ……」」
「だからなんなんだよいお前ら!」

▼鬼道と不動
▽inお店。
「鬼道くんチョコ買って」
「自分で買えばいいだろう。……どれがいいんだ」
「これ」
「分かった」
「(……冗談のつもりだったんだけど、なんだかんだ甘いよなあ)」
「不動、ほらチョコ」
「ありがと鬼道くん」
▽in車内
「思った通りすげぇうまい」
「俺にも一つくれないか」
「いいよ。はい口開けて」
「ん。……うまいな」
「な。やっぱ高級品は違うな」
「そうなのか」
「あーあ、これだからお坊ちゃんは」
「いや、味の違いがよくわからない」
「……それもどうかと思うぜ」

▼沖田と土方
「チョコよこしやがれ土方コノヤロー」
「何様だお前は!」
「俺様でさァ」
「何うまいこと言っちゃってんの?」
「褒めても何も出やせんぜ」
「褒めてねえよ! つかなんだそのピース! 腹立つわ!」
「ハイハイ。……で、チョコは」
「ハイハイじゃねェよ腹立つ! しかも何さりげなく話戻そうとしてんの?」
「それはいいから土方さん、チョコ」
「よくねェよ! ……ほらよ」
「え」
「え、ってなんだよお前がよこせって言ったんだろ」
「……ありがとうございやす?」
「オイ、なんでそこ疑問形?」
「いや、なんか変なもんでも入ってんのかと」
「入ってねェよ!」
「そりゃよかった」
「お前ほんと失礼! いいから食えよ」
「せっかちですねィ。じゃあいただきやす」
「どうだ?」
「……」
「うまいだろ?」
「……やっぱ変なもん入ってんじゃねェか死ね土方ァアアア!」
「マヨは変なもんじゃねェエエ!」

▼円堂夫妻
「はい、バレンタインのチョコレート」
「おお、ありがとう」
「ふふ、いいえ」
「食べていいか?」
「ええ、もちろん」
「いただきます」
「どうぞ、めしあがれ」
「……」
「どうかしら」
「…………」
「おいしくなかった?」
「……いや、うまいよ!」
「本当? よかった!」
「(……チョコの味がしなかった)」

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