鍋がうまい1
2012/11/18 01:04

静雄の家の座卓の上、皿と箸が並べられた。
一応、客である臨也はそれを見やりながら、家のあるじに問いかける。

「晩御飯、何?」
「鍋」
「お、いいね」

寒い季節になってくると、鍋がうまい。
静雄と臨也の二人も御多分にもれず、冬のはじめのこの季節、早々に鍋に舌鼓を打つことにした。

「つってもダシと肉買ってきただけだけどな」

具材を多く買い足さなかったのは、何も金がないからではない。
買ってきたもの以外、あとは冷蔵庫の掃除を兼ねている。



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