お客様は神様です9
2012/11/05 14:13

思った以上に腹が空いていたようで、かなりのペースで皿が空いた。

「お、おま……ったせしました……!」
「どうも」

途中、なぜか声の裏返った店員が料理を持ってきた。
静雄は首をかしげつつ、皿を受け取る。臨也は臨也で、特に気にした様子もなく次の料理に箸をつけていた。
彼は一口食べてから、こちらを見やる。

「シズちゃんも食べてみる?」
「苦くないか?」
「大丈夫」

今度は臨也が静雄の口へ。
丁寧な箸使いで食べさせてもらうと、なんだか子供に戻ったような気分だ。



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