お客様は神様です8
2012/11/04 09:59

くすくすとおかしげに笑い、臨也は逆に聞いてきた。

「君以外の人間の前で気を抜く? 俺が?」
「……ま、そりゃそうか」

ないわな、と納得する。
うぬぼれと言われても仕方がないが、確信があった。
それだけの密度ある時間を共有してきたのだ。

「だから、ついてるって」
「取ってくれ」
「いいかげんにしろ」

じゃれ合いのようなやり取りをしつつ、食事は進む。



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