終戦のエンペラー(洋)
監督:ピーター・ウェーバー
出演:マシュー・フォックス、トミー・リー・ジョーンズ
   初音映莉子、西田敏行、他

なんか感動した。
でも、煮え切らないこの感覚は何でしょう…???
矛盾するこのモヤモヤはなんだろう。

よくある間違った日本の描写は、比較的少なかったと思います。
でも、なんだろう……とても違和感がありました。

戦争を肯定することも、否定することもなく、曖昧な描写。
終始「日本人の考え方・価値観」をテーマにしていたような気がします。
国や文化が違うので、全て理解することは難しいと思います。
主人公の准将が、真摯に日本人を理解しようとする姿勢はとても共感しました。
…が、導き出された答えは、なんか微妙…。

確かに、日本は2000年以上の歴史ある島国で、頻繁に他国と交流していたわけでもないので、文化も独特ですよね。
1人の生きている人間を神様と崇める風習は、自由の国アメリカ人からしたら懐疑的なものでしょう。

日本人にとって御上がどのような存在なのか……その答えは「???」だったのですが、准将の考え方・姿勢は上記の通り、いいなと思いました。

馴染みが無いからと言って卑下せず、文化の一つだと認識しているところ。
上司や同僚のように、出世を重視して行動していないところ。
占領軍なのに、礼儀を重んじるところ。

彼の恋が実らなかったことは、本当に残念です。

最後に、トミー・リー・ジョーンズ渋カッコいい!!(≧∀≦)



2013/08/18



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