★学パロ
「やあブラック君、偶然だね」
「三年生で別の校舎のはずの先輩が、昼休みのチャイムが鳴った瞬間に、教室のドアを開けた所に、息も乱さず立っている、なんて本当に正しく偶然ですね。勉強して下さい」
「しなくても出来るから大丈夫だよ」
「そうでしたね、全国模試万年一位の天才様には俺の心配なんて不要でしたね」
「心配してくれてたんだ」
「いいえ全く」
「酷い。傷付くなあ」
「だって留年してくれたら、来年も一緒に居られるでしょう?」
「………天然タラシって、君みたいな人のことを言うんだよね?」
「残念ですが、俺は天然じゃありませんよ。先輩」
「………………」
「どうしたんですか、お昼、一緒に食べないんですか?」
「………いや、食べるよ。何せ昼休みは45分。一緒に食べられる時間は残り14265分も残っていないんだから」
「わざわざ言わないで下さいよ。本当、質悪い人ですね」
「君にだけは言われたくないなあ」
似た者夫婦!
(今日はハンバーグです)
(君が作ったものなら何でも美味しいよ)
2010/10/21収納
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