nikki | ナノ


初めの第一印象がお互い悪かった夢主と沖田。夢主は千鶴の友人、千鶴が手紙をよこしてきてかなりの時間が経っていたので心配になって千鶴の元を訪ねてきました……というのが冒頭。千鶴と一緒に剣術道場に通っていた夢主は非凡な才を見せ、女でいることがもったいない、と師範にも言われていたほどの腕前を持っています。なので少しは戦え……ますが対大人男だと敵うはずもなく……といったところ。でも根性は一人前にあります。いや二人前。そんな男勝りな夢主のことがうざったくてしょうがなかったはずの沖田は、斎藤と楽しそうに話している姿を見てしまい、何この胸のモヤモヤ……となり、好きだと自覚するのにそう長くはかからなかった。
ならもうアタックしていく だって僕病持ちだもんっ!と完全に夢主を女扱いしていない沖田は夢主にアタックしていくが、夢主の「気色悪い……」にショックを受ける沖田。え、まじかよ………………と病状悪化。
病に伏せていると、夢主が心配してお見舞いに部屋を訪ねてきまして、ちょっと嬉しそうにする沖田。でも見せないように格好つける沖田。そして、訪ねてきてくれたことにありがとうと伝えた沖田(思わず)。夢主は驚きながらも笑って部屋を出ていき、この日を境に少しずつ変わっていった二人。
一緒に子どもと遊んだり、金平糖を口に挟んでキスしたり、情事に及んだりと恋人らしいことをたくさんして、結婚して、空気のきれいな場所にお引っ越し。でもしばらくして病で亡くなる沖田。というのが前世の過去です。わかってくれました?
夢主と一緒にいるときが一番幸せそうだな、って近藤局長に言われ「そんなことないです!」って否定する沖田だったが満更でもない様子。実際笑顔が絶えなかった。夢主も鍛練の時以外沖田と一緒にいる時間が長かったりした。
ちなみに斎藤は、夢主のことが好きだったけどよくわかんなくて好いてるのか好いてないのかわからーーんの状態の時に二人付き合い始めて、あ、俺は夢主を好いていたのか……と自覚…って感じです。わかってくれました?(二回目)

ちなみに、現在の沖田は、今の時間を大切にしたいと思っていたので、斎藤の言葉を遮ったのでした。過去を思い出せばそればかりに縛られるので(自分がそうだから)、夢主には今を大切にしてほしいと思ったから……なんですけど完全に沖田総司でなくなってるけど、こういう沖田もいいですよね?
言葉ではああだけど、心の中ではそう思ってる……んだよ。この話の沖田では!