*フィリア/ドレディア♀

10歳/137p

一人称:私
二人称:あなた

おとなしい女の子だが、意外と負けず嫌い。

他人に出来て、自分に出来ないことがあると、とてつもなく悔しいらしく、自分も出来るように努力する。

才能はないが、努力によって才能のある者と同等の実力を持つタイプ。

あまり泣いたり、怒ったりはしない。
まだ幼いが、感情に左右されず、冷静な判断のできる子。

聴覚障害者で、生まれつき音が聞こえない。リオネスとお揃いのポシェットにスケッチブックとペンを入れて常備している。

他人と普通に話すのは無理だが、迷惑をかけたくないという理由で、読唇術は取得した。

だから、相手の口の動きで何を言っているのか大抵わかる。

生まれつき聴覚を失っていたので両親はフィリアを守り続けていた。

あまり外には出さず、世話を焼いていたのでフィリアは常識どころか、どうやって生活していくのかさえ知らなかった。

ある日、家に強盗が押しかけ、両親は殺される。

押し入れに入れられていたフィリアだけが助かり、強盗が去った後は両親の遺体の傍でずっと座っていた。

近隣の者が、異臭がすることに気づいてフィリア宅の様子を見にきたのは、それから一週間後。

つまり、フィリアは強盗が来てから一週間、両親の遺体の傍に居続けたことになる。

その後、近隣の者が両親の火葬を手伝い、墓を作ってくれた。

また、白亜園の存在を知っていた近隣の者が水嵐に連絡し、フィリアは白亜園で生活するようになる。


『[リオは始めて出来た同い年の友達]』
『[ご近所さんには感謝しても仕切れない]』

『[私は不幸なんかじゃないよ。だって、白亜園のみんなに会えたんだから]』


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