シリーズ番外編 | ナノ


突撃☆家庭訪問:07


邪魔なスカートを剥ぎ取って、唯も全部脱いで裸になる。
唯、華奢だと思ってたけど、意外に鍛えてるなーとか、なんとも今さらなことを思った。


「挿れる、な?」

「ん、」


唯はコンドームをつけてから、わたしの両足を押し広げた。
全部見られちゃってるのがどうにも恥ずかしくて、思わず顔を背けたら、唯の声が上から降ってきた。


「千夏・・・」

「な、に」

「好き」

「っ、うん」


どうしよう・・・。なんか泣きそうなんだけど・・・!
唯の顔、見れない・・・。


「全部好き。ほんとに」

「っ、ん」

「だから、お願い」


唯の声は、ちょっと震えている。
恥ずかしさを堪えて唯の顔を見ると、唯も泣きそうな顔をしてわたしを見ていた。


「オレから、目離さないで?」

「っ、」

「これから、ずっと・・・。約束して?」


もう、ぐっちゃんこ。
かわいいし、かっこいいし、好きだし、愛してるし・・・ほんと、もうだめ。
上半身を軽く起こして、唯の唇に口付ける。それから、にこりと笑いかけた。


「当たり前でしょ? ……唯も、約束してね? これから先、ずっと・・・わたしだけを見てね?」

「うんっ!」


唯は大きく頷いて、わたしの唇に噛み付いてきた。
深く口付けながら、ゆっくりと腰を押し進めてくる。


「んっ、んぅっ・・・っふぁ」


膣内に唯が入ってくる。
やばい・・・。頭、くらくらする。


「っ、あん、あっ、ぁっ」

「ち、か・・・」


唯の声は、いつもより低い。
今さらながら、男なんだって実感する。
皮膚がぶつかって、奥まで唯が来たのが分かる。
うわぁぁぁっ! ほんと、泣きそう!!!


「……ちょっとだけ、このままでいてもいい?」

「萎えなければ、ね」

「絶対萎えねーもん」


嬉しいことを言ってくれた唯に、ちょっとだけいじわるを言う。
すると、唯はぷくっと膨れて見せた。「男」だけど、やっぱり唯だなぁ・・・。かわいいなー。
そんなことを考えてクスリと笑った瞬間、唯が腰を動かした。


「あん、ぁっ!?」

「千夏の意地悪・・・」

「ちょ、動くなっ」

「やだもん」

「こ、『このまま』って、あんっ・・・言ったじゃん!」

「前言撤回・・・」

「男に二言は、ないって言葉が・・・んっ、」


揺さぶられながら、唯への抵抗の言葉を述べていたら、口を塞がれた。
ちくしょー!!


唯のグラインドが早くなる。抱きしめられながら、からだごと揺さぶられる。


「あん、っあ、ぁぅ・・・や、あんっ」


自分の声が甘すぎて、恥ずかしくなった。
今まで、演技をしたこともあったけど……そんなんじゃないんだな、喘ぎ声って。


「ぁあっ、だめ、っ・・・やだ、もうっ・・・」

「イ、く?」

「イく、・・・あぁっ、やだっ、イっちゃう…っ」


イくなら同時にイきたい……なんて、乙女思考な自分。


「オ、レも・・・」

「っあ、あんっ。ひぁ!」

「オレも、一緒にイ、くから・・・ちょっと待って、っ」


唯が、息を弾ませながら、そう言った。
……おぉ、シンクロ・・・!
しかし、だいぶ厳しい要求してくれるね? 一緒にトイレ行くとはわけがちがうんだから!


「ぁっ、やぁっ、ンっ、そこ、も・・・無理っ」

「っ、・・・うん、イって?」


我慢できるもんなら、とっくにしてる。
「無理、」と言葉にした瞬間、唯がガツンと最奥を突いた。


「あっ、ぁあっ、あ! ……ッ、」

「っ、ん」


ぎゅうっと唯の背中に爪を立てる。
絶頂を迎えた瞬間、唯もぎゅっと唇を噛んだ。
目をちょっと細めて、ひくりと震える。
う、わ・・・うわぁっ! かわいいっ、かわいい!
唯がイく顔、めちゃくちゃかわいいっ!!!


余裕のない頭でそんなことを思う。
無事、同時にイけた唯は、へにゃっと笑って、わたしに体重をかけてきた。


「千夏・・・好きぃ」

「ぐっ・・・!」


つながったまま、唯がわたしの頬に擦り寄ってくる。
か、わ・・・っ!!!


「かわいいぃぃぃぃっ!」

「うわあああっ!!??」


自分でも、すごいと思う。
あんだけ喘いだ後に、よくそこまで萌えられるなって。
……萌えって偉大?





とにもかくにも、ふにゃふにゃ笑う唯がかわいくてかわいくて……。
わたしは唯をぎゅうっと抱きしめて、頭をぐしゃぐしゃに撫で倒した。








――そのあと。
イったばっかりで敏感になっている唯が、ゴムを取るときに震えたのがかわいくて、思わず咥えてフェラチオコースに突入してしまったこととか。
そんなことをしていたら初エッチの後のさわやかピロートークもなく、なぜか第2戦がはじまってしまったこととか。
そうこうしているうちに、唯'sファミリーが帰宅してしまったことは、また別のお話し。








******
大変お待たせしましたが、ゆいちかの初エッチ話はコレで終了です!
最後、ちょっと急ぎ過ぎた感が……。

千夏は、ほかのヒロインと違って知識ゼロの純粋な子・・・ではないので、なんだか勝手が違って書きにくかったです・・・。
唯も、気を抜くと唯っぽさがどんどんなくなってしまって・・・!
予想以上に難敵でした、このふたりのエロ。

楽しんでいただけていたら嬉しいのですが・・・。
お待たせしてしまった挙句、こんな出来でごめんなさいです!





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