シリーズ番外編 | ナノ


突撃☆家庭訪問:05


「ちょっと、タンマ!」

「タンマって・・・なんか懐かしい」

「ストップ、ストーップ!」

「むぅ・・・」


唯の髪をやんわりと掴んで、行動に静止をかける。
一回・・・一回、落ち着こう! どうしよう・・・。恥ずかしさが、いままでの比じゃない! 照れる!!


「えっと・・・オレとすんのやだ?」

「やじゃないけど・・・心の準備が……」

「でも・・・オレ、千夏とシたい・・・」

「うっ・・・」


そ、そんな目で見ないでくださいっ!
わたしだって、唯とシたいけど・・・でも、異様に恥ずかしい!!


どうしたもんか・・・と思い悩んでいると、ちゅっと唇にキスが落ちてきた。
ついばむように、何度かキスをされる。
……気持ちいい。


温かいキスにまどろんでいると、くちゅりと熱い舌が入り込んできた。
歯列をなぞる舌に、わたしも自分のを絡める。


「ん、んっ・・・」

「ふ、っ・・・あ」


キスをしながら、唯の手が動く。
そして、やんわりと胸を覆った。……う、わ。


「っ、は・・・」


思わず熱い息を吐いた瞬間、唯が唇を離す。
それから、わたしのまぶたにちゅっと口付けた。


「な、千夏? ……すごく、好き・・・だ」

「う、ん・・・」


おでこをこつんとぶつけて、ふたりしてちょっと笑いあう。
恥ずかしいけど、恥ずかしいけど……!
唯とシないで、いったい誰とすんだ、わたし。腹、決めろ!


唯は、もう一度ちゅうっとわたしの唇に口付けた。
そのまま、やんわりと胸を揉んでくる。
うー・・・。仕返し!


「んっ、・・・!?」

「っ、・・・ボタン、外すから」

「え、あ・・・うん!」


口付けられながら、唯のシャツのボタンを外していく。
自分だけ脱いでるから恥ずかしいんだよ、こういうのは!


そんなことをしている間に、唯がわたしの胸の飾り・・・っていうかぶっちゃけていうと乳首に指を絡めた。
っあ、・・・やばいっ。


「あ、ッ・・・」

「千夏・・・舐めてもいい?」

「一々聞くなってば!」


唯はこくんと頷いて、頭を下にずらした。
唯の顔が傍からいなくなって、ちょっと寂しい気分……。
でも、そんなことを思ったのは一瞬で、乳首を口に含まれた瞬間、余裕が無くなってしまう。


「んぅっ、あん」

「きもちい?」

「確かめな、いでっ・・・ひぁッ」

「千夏かわいい・・・」


上目遣いでわたしの顔を見ながら、舌を出すお前のほうがかわいいわ! ……なんて、ツッコミを入れている余裕もない。
なんかもう・・・気持ちいい。


「あっ、ぁん、もう・・・」

「……『もう』は、こっちのセリフだっ」

「な、んッ・・・あっ、!」


唯の舌と指の動きに翻弄されていると、なぜか唯が切羽詰ったような声を出した。
なんだ? と思っている間に、唯の手のひらが下肢に伸びる。


耳に入る水音。
うわぁ、うわぁっ!! わかってたことだけど、濡れすぎだ! わたしのバカっ!!


「濡れてる・・・」


そして実況中継するんじゃなーーいっ!!!






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