シリーズ番外編 | ナノ


逮捕しちゃったぞっ!:03


カシャカシャと、後ろ手に手錠をいじる音が聞こえる。
婦警コスプレのあげく、手首を手錠で拘束されているなんて状況が、恥ずかしいんだろう。奈緒は、必死に拘束具を外そうとしてるらしい。


「無理無理。手錠の鍵は奈緒のポケットの中だもーん」

「はぁっ!? ……と、取れない!」

「取れないでしょうねー」


笑いかけてから、奈緒の背中に手を回す。腰元に手を添えてぐいっと引き寄せると、バランスを崩した奈緒がオレの胸元に倒れ込んできた。


「あっ、・・・ちょっ」

「あんま手錠カシャカシャしないの。手首に傷つけたくないからさ」

「じゃあ、外して!」

「それはダメー。油断してた婦警さんが悪いんでしょー? 我慢できないで鳴いちゃうから……」

「こ、の・・・っ!」

「いいんだよ? たんとお鳴き?」

「『たんとお食べ』みたいに言うなーっ!! っ、あ」


ぎゃあぎゃあと文句を言う奈緒を黙らせるため、スカートの中に手を突っ込んだ。
……ああもう、網タイツ邪魔!
奈緒の大事な部分を覆う網タイツを早急に脱がせて、奈緒の下着に指を這わせる。
先ほどまでの刺激の余韻か、奈緒の下着はうっすらと湿っていた。
たぶん、奈緒もそれをわかっているんだろう。手を突っ込んだ瞬間、からだをひねってオレの手から逃げようとする。


「逃がさないよー」

「あっ、・・・だめっ」

「ダメじゃないでしょ」

「っ、・・・!」


早急に下着を引きはがして、直に秘部に触れる。さわりとなで上げると、奈緒は小さく悲鳴のような声を上げて、腰を浮かせた。


「逃げんなってば」

「っ、は・・・」

「濡れてるもんは濡れてんだから、受け入れなさい」

「ば、かっ・・・!」


そんな真っ赤な目で睨まれたって可愛いだけだ。恥毛に指を絡ませながら、さわりと秘部をなで上げる。
それから、寂しそうにしている胸の膨らみも、こりこりといじった。


「っ、ぁあン、ひゃっ・・・」

「マジ可愛い・・・」

「あっ、い、やっ」

「んー?」

「壱、それ・・・やっ」

「どれ?」

「ふぅ、ぁアっ・・・」


重要なところには触れないで、秘部の表面でさわさわと指を動かす。
すると、焦れた奈緒が物欲しそうな目でオレを見た。


「ちゃ、んと・・・っ」

「ちゃんと、なに?」

「・・・い、じわる、しないで……」

「だって、言ってくんなきゃ分かんないもん」

「っ、」


奈緒はオレを睨みつけると、ゆっくりと腰を動かした。
……そんなに口に出したくないか!


強情な奈緒に、ため息をつく。
ま、そんなところも可愛くて仕方ないんだけど……。
今日は、ちょっと意地悪な気分。
コスプレするの黙ってたしねん。


「触ってー、……あ・げ・な・い!」

「ば、かっ!」

「ほらほら。どうしてほしいのか言ってみ?」

「ふぅ、あぁっ!」

「んー?」

「う、ぁ・・・っひゃ…壱、」


首を傾げて奈緒を見やると、奈緒は一瞬きゅっと唇を噛んだ。それから、意を決したように口を開く。


「直接、触って……」

「かわいっ」

「もっと・・・強く、擦って。指、挿れて……」

「…………っ!!」


想像以上のセリフに、顔が熱くなるのが分かる。
可愛い、可愛い……!


「仰せのままに」

「っ、は・・・」


目を閉じて、小さく息を吐いた奈緒の唇にキスを落とす。
それから、お望み通り指でクリトリスを擦り上げた。






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