「は、ぁ・・・」
ぶるりと震えた奈緒が、自らの腹部に回ったオレの手をぎゅっと握った。
「奈緒、大丈夫・・・?もう、痛くない?」
「…じょ、ぶ・・・」
「ん。じゃあ、動くよー?」
「はっ、ぁあっ!」
奈緒の腹部に手をぐるりと巻きつけたまま、腰を上下に振る。 奈緒は、倒れないようにオレの腕に手を置いて支えながら、自分でも軽く腰を振ってくれた。
「なお・・・」
片腕を巻きつけたまま、奈緒の胸に空いた片手を伸ばす。 立ち上がった乳首をきゅっとつまむと、奈緒がびくんと震えた。
「ひぅ・・・あっ、あっ…」
「乳首、ちょっと腫れてんね」
奈緒の口に指を差し込んで、湿らせる。 奈緒の唾液を乳首に擦り込むようにしながら、優しくつまんだ。
「ひゃあっ、ん・・・あっ、あっあっあん…」
乳首を弄って腰を振りながら、ふと視線を前にやる。 すると、視聴覚室の巨大スクリーンが見えた。
今は電源が入っていないから真っ黒なんだけど、そのせいでオレと奈緒の姿が結構鮮明に見える。
「なーお。……ね、前、見てみ?」
「はっ、あっ……!?」
前を見た奈緒は、自分の痴態を見て、言葉を失った。 そして、顔をふいっと逸らす。
「ね、奈緒。そらしちゃダメ。スクリーン、見て?」
耳元で囁いて、乳首を触っていた右手を、結合部に伸ばす。 奈緒は、震えながら、スクリーンに視線をやった。
「繋がってるの、すげー見えてんねー?奈緒のナカに、オレの入ってるよ?」
「っ・・・や!」
恥ずかしそうに目を閉じた奈緒の目じりから、涙が零れる。 ……かーわいーっ!!
「奈緒?・・・ねえ、なーおー」
オレの腕を掴む奈緒の手を取って、結合部に導く。 さわりと触れさせると、奈緒は目を開いて、スクリーンを見た。
「……ね?めっちゃエロい」
「やっ・・・あっ、あっん…」
奈緒の肩口に唇を落として、痕をつけた。 繋がっているのを視覚認識すると、いろいろと勘違いしそうになるなー。
「ね、奈緒?」
「やっ、あっぁっあっ・・・」
奈緒のナカ、すげー熱い。 たぶん、自分がよがってる姿を見たからだろう。 きゅうきゅう締め付けてくるし、ナカも愛液でぐちゃぐちゃだ。
「今だけは・・・奈緒、オレのもんだよね?」
「ふ、ぅ・・・あっ…」
こくん、こくんって、奈緒が頷く。 それが嬉しくて、オレは奈緒に回した腕の力を強めた。
「壱・・・壱っ」
奈緒が、オレの名前を呼びながら、結合部に手を伸ばした。 繋がっている部分をなぞって、オレの胸元に頭をぶつけながら、ゆっくりオレを見上げた。
「奈緒・・・?」
「あ、たしは・・・壱の、だ・・よっ、」
そう言って、口角をゆっくり上げた奈緒。
……それを聞いた瞬間、下半身に熱が集まった。
「あっ・・・奈緒、イくっ」
「んっ・・・、あっ、うん、うんっ!」
「っ、は・・・」
「あっ、あっ…め、やあぁ――っ!!」
奈緒のその言葉の意味を確認する間もなく……。
がつんって穿った瞬間、奈緒は再度イってしまったらしい。 その締め付けに、下半身だけじゃなく、自分ごと吸い込まれるような気分を味わいながら……
オレの息子は弾けて、ゴムに精を放った。
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