Let's 採点 LOVE | ナノ


(03)


奈緒に覆いかぶさって、腕を回してしゅるりとネクタイを外す。
そして、シャツのボタンをぷつんと外し始めると、奈緒は驚いたように身じろいだ。


「い、壱……?待って、ここ学校……!」

「知ってるよ」


奈緒の制止の声を振り切って、前のボタンを全部外す。
そして、奈緒の胸元に手を伸ばした。


「待って!授業始まるし、ダメ!!」

「……奈緒が悪いんだからな」

「やだ!壱、今はダメ!!」

「いやだ」

「壱っ!!」


懇願する奈緒の視線を振り切って、奈緒のブラに手を伸ばした。
下から包み込むように揉み上げる。


「ちょ・・・壱、ほんと・・・だめっ、」


尚もいやいやと首を振る奈緒。
なんだか腹が立ってきて、ブラを上にずり上げた。


「ひ、あっ!?」


驚いた声を上げた奈緒の胸を生で掴んで、ちょっと乱暴に揉みしだく。
人差し指を乳首に引っ掛けて刺激すると、奈緒から涙交じりの嬌声が零れた。


「ふ、ぅ・・・」

「その気じゃん。奈緒、乳首立ってるよ?」


耳元で囁いた瞬間、奈緒の耳が真っ赤に染まる。
それに満足感を覚えたオレは、集中的に乳首をこね回した。


「ひ、ぅ・・・ひゃあっ、あ、っ・・・」


前から思ってたけど、奈緒は快感に弱すぎると思う。
すでに目から涙が零れてるし、上半身だけ机に預けるような格好をした奈緒の足は、ぴくぴくと震えていた。


「奈緒はさ、あの教生とヤったの?」

「は、はあ?」


以前つけた背中の痕が、薄くなってしまっている。
オレは、以前つけた痕の上をなぞるようにしながら、奈緒の背中に印をつけていった。


「ヤ、るわけ・・・なっ、」

「ふーん」

「あんたじゃ、・・・ないん、だからっ」

「……へーえ」


振り向いて睨みつけてくる奈緒の乳首を、きゅっとつまんだ。
その瞬間、背中を反らして奈緒が喘いだ。


「っ、あぁ・・・」

「オレも・・・最近ヤってないもん……」


ちゅ、ちゅって奈緒の背中に痕を残しながら、ぼそっと呟く。
ま、それがなんだって話しなんだけどね?


奈緒のことはじめて抱いてからは……オレ、まだほかの誰ともヤってない。
つか、ヤる気が起きない。


「そんなの・・・奈緒には関係ないだろうけど……」


はあって、奈緒の背中に息を吐きながら言ったら、奈緒がぴくんて震えた。
そして、小さく声を漏らす。


「・・・、しい」

「へ?」


震えながら、奈緒が呟いた小さな言葉。
全然聞き取れなくて問い返すと、奈緒がくるんてこっちを向いた。


「……っ、!?」


振り向いた奈緒は、快感に耐えるようにきゅって唇を噛みながら、頬を真っ赤に染めていた。
でも、目じりはふわって下がってて、表情がすげー甘い。


その表情に思わず固まっていると、奈緒は追い討ちをかけるように呟いた。


「う、れ・・・し、」


……へ?
嬉しい?
嬉しいって・・・何が?


意味が分からなくて、挙動不審になっているオレに、奈緒がふわって笑いかけた。


「壱・・・このネクタイ、ほどいて?」

「え?……や、やだ!だってほどいたら、奈緒逃げちゃ、」

「逃げないから。……気持ちよくして?」


オレの言葉をさえぎって、そう言い放った奈緒。


よくわかんない。
奈緒の考えてることが、よくわかんないよ。


でも・・・


オレは、奈緒の手を縛るタイを、しゅるりと解いた。






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