仲間を大事に!
「ねえねえアレフ」
「何だ」
「何で仲間いないの?何でぼっちなの?」
「………えっ、それってさ、お前自分の部屋にまで俺呼んで聞くことなのか?」
「チッ、なんだよ期待したってのによォ」
「何を期待したの?いいからほら教えてよ!仲間なんでいないの?」
「聞くな!つーかいらねえ…だろ……」
「だそうですソロさんどう思います?」
「アレフ、そんなに俺のギガスラッシュが欲しいのか」
「いらねえよ!」
「……仲間に救われたからな、俺は」
「ちょ、今の聞いたミネア!?ソロがデレてるわよちょっと!!」
「何でマーニャが聞いてんだよ!」
「この耳でしっかりと聞きました。嬉しいですソロさん…!」
「うっ、その………ミネアには特に、一番最初に会ったし……感謝してる」
「ソロ、ちょっ、あたしは!?」
「アリーナは主に物理的に……って何言わせてんだお前ら!」
「ソロさん私は!?」
「クリフトはザラキを連呼する癖やめてから言おうな?」
「ほら見てよアレフ、あの美しい友情…!男女だなんて関係無いあの仲間の絆!輝いてるよねソロ!」
「お、俺にだってローラ姫がいるし!?」
「アレルとおんなじ事言う…」
「(アレル、お前に同情するよ俺)」
「でも仲間は居た方がいいと思うよ?これご先祖の言葉ね」
「えっ、アベルも基本一人じゃねえの?」
「何言ってんの?君は分かんないだろうな……遊び人が賢者になれると知ったあの日の衝撃」
「すまん、何言ってんのかガチで分からん」
「「「賢者は僧侶と魔法使いを極めたらなれるんでしょう(じゃない?)(だぞ?)」」」
「どこから湧いたんだナインにアルスにレック」
「だってダーマ神殿のお姉さんが極めたらナレルヨーって」
「僕なんか魔物にだってなれるんだよ?」
「俺らより後から出たんだから優遇されてんだよバカ!」
「世界観崩れる発言やめてくださいアレフさん!"グランドネビュラ"!」
「ナインお前やめろォォォォォォ!!」
「ナイン君、私のマジャスティス分のMPをパサーしてくださいます?」
「……申し訳無いです、ナマエ」
「パサーって何ですか?」
「サマルさんいつからそこに!?ああ、僕のMPをほら…こんな風に分け与えられるんです」
「ふう、満足満足!」
「へえ、良いな!僕とムーンが覚えたらお互いに補い合えそうだ」
「本当良いわね、それ!ナイン君、教えてくれる?」
「ええ良いですよ。……あれ?アレンさんは良いのですか?戦士系ですし…」
「ああ、アレンは魔法力皆無だから」
「(言い切っちゃった)」
「……ミナデインは使えるぞ」
「うわあああああアレンいつからそこに居たの?!」
「前から疑問に思ってたんですが、どうしてミナデインだけ?後ナマエから離れてくれないとグランドネビュラかましますよ?」
「ナイン君過激な事はやめようね、リッカに迷惑かかっちゃう」
「そんなのサマルとムーン、つまり仲間の力に決まってるだろ」
「ちょ、聞いたアレフ!あなたの子孫にも仲間がいるのにアレフはぼっち!」
「アレルもなんだろ!」
「………呼びました?」
「うおおおおアレル!?いや今の聞いてたか!?」
「ばっちり聞いてたが」
「……すまん」
「許しませんよ、いくらご先祖と言えど」
「いや悪気があったわけじゃなくてだな?」
「そういう事なら俺はナマエとパーティを組みます」
「あ、それ良いね!じゃあアレルと私でコンビ結s「待て!」何よアレフ」
「ナマエは俺とコンビ組めば良いだろ!」
「でもアレル君が先に……ああ、トリオにする?ほらアレン達みたいに」
「「嫌(です)」」
「流石血の繋がり」
「ナマエの加入パーティ?そんなのあたし達のとこに決まりっしょ?ねえソロ!」
「ええっ!?そんな!僕だってナマエをパーティに入れたい!」
「アルスはまだ小さいから不安だな、ここは俺が」
「レックだってほとんど僕と同い年でしょ!」
「何を騒いでるんだ、煩いぞ」
「「「魔王は帰れ」」」
「……頑張ってください、ピサロさん?」
「リュカだったか。……傷つくからやめてくれ」
「でも僕もナマエちゃんは迎え入れたいな、レックスもタバサも喜ぶ」
「リュカは結婚してるんだから良いだろ!」
「そうかな?僕は王様だし、一夫多妻でも側室でも良いと思うんだけど」
「うわサラッとリュカがすっげえ発言したぞ!?ビアンカさんいいのか!?」
「アレフ君。……私は大歓迎よ?」
「正妻公認……だと?」
「ところでナマエは?」
「えっ、エイト!?何するの!?ちょ、離し」
「やだ」
「やだって……第一どこに連れてくのよってば!」
「へ?ミーティア姫のとこだけど」
「何で?」
「姫からナマエが僕らのパーティに入るように言って貰えないかなーって」
仲間を大事に!
(2013/04/02)