可愛いは正義
※会話のみ


「剣城、私は可愛いものが好きで絶対的正義だと思うんだ」
「それがどうかしたんですか?」
「可愛い、ってそれだけで罪であり正義であり…とにかく素晴らしいものだと思うの!ほら葵ちゃんとか黄名子ちゃんとか、剣城だって可愛いと思うでしょ?」
「え、いや…それは」
「例えば水鳥ちゃんのツンデレっぷりだとか、茜の神童に対するふわふわした恋心だとかも可愛いと思うわけなの!」
「……あの、名前さん?」
「まあ個人的には葵ちゃんが一番可愛くて最高に正義なわけなんだけどね?で、そんな可愛いものを愛でるのに理由はいらないと思うんですよ。例えていうなら呼吸をするぐらいに理由のいらない行動!それが生きるためであり宿命であり私に課せられた使命であり、世界が回る理由なのであり…っわあああああ!?」


「よく分かんないですけど、可愛いものを愛でるのには理由がいらないんですよね?」
「つっ、つる!?」
「つまり、俺が名前さんを愛でるのにも理由がいらないわけだ」




可愛いは正義



(2014/02/03)

頭なでなで