★★★★ |
NON しかしそこはやっぱり幼馴染というか、というか名前だから成せる業であって。 「いい度胸だコラァッ!!」 漫画で言うと『バキィッ!!』という効果音がつきそうなぐらい見事な蹴りが、俺の顔面へとクリーンヒットする。 名前は空手の有段者である。つまり、とても強い。しかも早い。 すっかりその一撃で目が覚めてしまう俺は、いつもこんな調子で治められてしまうのだ。 「・・・・・・ってー・・・ほんとに女かよ・・・」 「すごいな・・・蹴り一撃でプッツン仗助のことを止めるなんて・・・」 「でしょ!どうですか露伴先生!惚れました!?」 「いや、全然」 「でもこんなことできるの名前さんぐらいですよ・・・」 「流石ね」 「伊達に何年も一緒に居ないもんね」 ニカッとさっきの蹴りとは想像もつかない笑顔を向けられる。本当に同一人物? しかもなぜか心臓痛いし。やっぱ意味わかんねぇ・・・。 前 | 戻 | 次 |
☆★ ★ ★ ★ |