★★★★ |
NON 「ちょっと露伴先生にラブコールを送っていたところだよ、康一くん」 「相変わらずだなぁー名前」 「やきもちなんか焼かなくても億泰も愛してるよ!」 「焼いてねーし」 億泰も冗談だと分かっているので、冷めた顔で反応を返す。このやり取りも何度見たことか。 いや、冗談だよ。決まってるだろ。こう何人も愛してる奴が居てたまるか。なんだよ「愛してる」が口癖って。 しかも、よりによって、こいつは俺にだけ愛してるって言わな・・・じゃなくて!あームカツク! 「おい名前、いい加減にしろって!買い物頼まれてんだからよ〜」 「分かってるわよ。イライラすると禿げるよ」 「うるせぇよ・・・(誰のせいだと思ってんだ)」 「なんか仗助機嫌悪い。ムカツク」 「はぁ!?意味わかんねぇ!こっちがムカツクっつーんだよ!」 こうやっていっつも喧嘩になっちまうのは何でなんだろうな。 名前が俺にだけ好意を表さないのもわかんねぇし。 俺がそれにムカツクのもわけわかんねぇし。 「なに勝手に切れてんのよ!」 「お前のせいだよ!バカ!」 「バカ〜!?言ったわね、この・・・ハンバーグ頭!」 「うわっ名前さん・・・」 「、んだとコラァァッ!!」 俺はやっぱりなにも考えられなくなって、頭が真っ白になって、プッツンしてしまう。 → 前 | 戻 | 次 |
☆★ ★ ★ ★ |