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| NON もしもし、随分と時間がかかりましたね？こっちはすぐに終わりましたよ。 電話口からジョルノの地味な嫌味が聞こえてくる。 「るせースタンド使いだったんだよ。ちっと手こずっちまったが、再起不能にしといたから拾いにきてくれ」 『分かりました。ミスタたちはすぐ帰ってきてもらって大丈夫です。すみません、調査不足でしたね……』 「あーいい、いい」 じゃあすぐ帰るわ、と俺は電話を切った。 名前はさっきから一言も話さず俯いている。 まぁそりゃあ……男の俺からあんな告白まがいのこと言われて、平然としてるのもなんか、アレだし。 少しの間沈黙が流れたが、先にそれを絶ったのは名前だった。 「ごめん、ミスタ…ミスタの気持ち全然考えてなかった…」 「あ？…い、いや、わかったんならいいんだが」 「自分のせいで人が死んだら目覚め悪いよな、そりゃそうだ…」 「は？いや、名前…？」 名前はうんうんと唸っている。 おいちょっとまて、こいつまさか…… 「ごめん、今度からは死なない程度にやるよ！」 「テメー…やっぱりわかってなかったな…？」 「えっ！？ごめん俺バカだから…そういいことじゃないのか？」 俺の一世一代の告白を、そんな風に捉えられるとは。 こいつ鈍すぎだろ！いやただのアホだ。 → 前 | 戻 | 次 |
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