NON


「ただいま……」

「吉良さんおかえりなさい」

「いい匂いがするな」

「今日はごちそうです!クリスマスなので!」

「クリスマス……?どうりでやたらと女性社員に絡まれると思った」

「モテモテですね吉良さん……」

「手の付属品にモテても嬉しくはないがね……あぁ、君は別だから安心したまえ」

「え、ええ〜……すなおによろこべない……」

「そうか、クリスマスか……しまったな、プレゼントを用意し忘れていた」

「えっいいですよそんな!もう充分もらったんで……」

「充分もらっただと?あいつらクリスマスなんて知ってたのか……なら尚更私も何か贈りたいな」

「吉良さんにはいつもお給料入れていただいてるんでほんと……むしろこちらからプレゼントしたいくらいですよ!(何も用意してないけど)」

「そうかい?ならプレゼントをもらおうかな」

「え″」

「そうだな、じゃあ君のt「手はあげませんよ!!」……わかってるよ」

「(今絶対手って言おうとした……!!)」

「私の爪を切ってくれる、というのは?」

「爪を?まぁそれくらいなら全然……」

「じゃあお願いするよ」






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