NON


「大変だ」

「どうしたんですかディアボロさん」

「明日世界が滅亡するらしい……」

「はぁ」

「またそんなくだらないことを言っているのか」

「働け」

「世界が滅亡するのに働けるか!」

「滅亡しなくても働かないではないか」

「フー……わたしは仕事に行ってくるよ」

「あ、いってらっしゃい吉良さん」

「滅亡するのに働くとはこれだから日本人は」

「仮に滅亡してもわたしは究極生物なので滅びないのだ、フハハ」

「この棺桶シェルターがあれば大丈夫だ。お前も入るか?」

「いや、そんな狭いとこ入りたくないです……」

「滅亡しようがしまいがディアボロが死ぬことにかわりはないよな」

「お前たち、滅亡なんてつまらないことを言ってんじゃあないぞ」

「言ってやってくださいプッチさん」

「滅亡ではない、一巡するのだ」


一同「……」







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