蛟 -みずち-

蛟龍とも呼ばれる。龍の一種、又はその成長の一課程のようなものとされ、蛇体に四肢を有し、頭に角と赤い髭を持ち、体側は錦のように輝き、腰から下は全て逆鱗となっており、尾の先には瘤があるといわれる。
毒気を吐き人を害するとも言われるが、水神として崇める地方もある。水魔の一種とされる説話もあるらしい。ちなみに好物は燕の子で、スッポンを嫌うようだ。



水鎮メノ儀 -みしずめのぎ-

水治村の水神を奉り、その怒りを鎮め加護を得るための儀式。
巴多の屋敷の奥にある祭壇前で巫女の首を落とし、それを祭壇に奉り水神に捧げる。



禊ぎの塔 -みそぎのとう-

村に不似合いな縦長の塔。一応木造。巫女に選ばれた者が外界からの穢れを落とす場所として建てられた。
最も天に近しいという理由から、禊ぎの場は最上階にある。
巫女の逃亡、自害防止のために窓はなく、禊ぎの場とは名ばかりの牢の中に閉じ込められ、交代で監視がつけられた。世話は主に神主と村人の女性が行う。



水治村 -みずちむら-

山奥に存在する小さな村。大きな湖を背にした崖の上にある。
水神を祀り、村への加護を得るためと村に降りかかる災厄を除くための儀式を行っていたが、過去に起きた災厄を鎮められずにその災厄に飲み込まれてしまった。
現在、死者のさ迷う村として都市伝説の類と化してしまっている。



鳴弦の儀 -めいげんのぎ-

白木の弓の弦を鳴らすことで気を祓う退魔儀礼。魔気・邪気を祓うことを目的とする。
元々は誕生儀礼として始まった。






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