何気ないこの時間
100427 15:57



「お腹いたい」
「おーそれはドンマイ」
「棒読みやめろ」
「ふはは、ばれたか」
「八むかつく」


八とは腐れ縁というか…ずっと一緒にいる。
そういえば…いつからだっけか、八といるのは。


「なぁ、」
「トイレならあっちだぞ」
「そうじゃねーよ、むかつくなぁ」
「なんだ。俺の親切を無駄にしやがって」
「余計なお世話だよ」


全く。
昔から八とはこんな感じだ。
よく友達続けられてるよな。
まぁ、楽とえば楽なんだ。
こいつなら気を遣わないし。
尤も、いつもいるメンツで気を使う奴なんかいないのだが。

で…
何を話そうとしてたんだっけか。


「八、」
「あー?どうしたよ、三郎」
「俺八に何言おうとしてたんだっけ」
「あれだよ、あれ………今日の昼飯奢ってやる」
「絶対違う。てか今考えただろ」
「ばれたか」
「当たり前だ」



…くしっ…


「お、悪い噂を流されてるんだな、三郎くんは」
「ちげーよ、一回だからいい噂だ」
「三郎くんが?ありえねー」
「黙れ」



あー…今日もゆったり時が流れていくのかなぁ、こんなふうに。


まえ つぎ



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