深代

深代(みしろ)

「知らなくていいことを知ってしまう。どうして俺なんかが、それをこわがってて、俺なんかよりよっぽどつらい聡明さんが目を背けないでいられてるんだ…?すごいよ、あの人は」

「気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪いきもちわるいきもちわるい…これだから…だから…人間は嫌いなんだ…助けて、聡明さん…!」



聡明と同い年の秘密警察犬で、零室の人体実験のために作られたいわばモルモット。
五歳のときに冷凍、実年齢十九歳のときに解凍させられている。本人は覚えていないが、冷凍させられる前に一度聡明と会っていた。
実年齢三十九歳のときにまた冷凍させられており、再び目覚めたのは実年齢六十五歳のとき。
起きていた期間を計算すると二十八歳になるはずだが、心身共にそれよりも幼く見える。眠っていた間は精神年齢も止まったままだったため、実年齢でいうと同い年の聡明のことも聡明さんと呼ぶ。

人と関わることが苦手な体液フェチ。ただし秘密警察犬のみその限りではない。
はじめて情報を取ったのが実験時、なおかつ研究のために無理やりだったので、今でも情報を取ったあとはトラウマからパニックになる。

遥ほどではないが人並みに耳もいい。特技は外国語で、趣味はピアノ。いつも黒い服を着ている。
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