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なんだこの状態は。スポンサーとの打ち合わせから帰ってきてみれば俺のソファーでHAYATOが寝ていた。ここまではいい、いや良くないかもしれないがそんなことはどうでもいい。どうして俺のシャツを着て寝ているかが問題だ。しかも下履いてないだろ。俺のシャツが大きかったおかげで見えてはいないが際どい、際ど過ぎる。この白い太ももに興奮しない男がどこにいるんだ?それともわざと見せてるのか?合鍵をお互い渡しているから自由に部屋を行き来出来るのは知っているからもう突然HAYATOがいても驚きはしない。だが、所謂彼シャツというものを来て無防備に寝ているのはどうかと思う。襲っていいのか?髪に顔を埋めると俺の使っているシャンプーの匂いがした。どうやら俺の許可無しにシャワーを浴びたらしい。いつも使っているシャンプーのはずなのに、これほど興奮するものなのか。やばい、本当にやばい。無意識に手も伸びて気づけばHAYATOの頬に触れていた。なんだこのふわふわもちもちした感触は。一体どんな手入れしたこんなになるんだよ。女子
も顔負けだろうこの肌をむに、と摘んでみる。もう離せないぞこの肌触り。むにむにむにむにむに。このまま眠りたい…HAYATOと一緒にベッドでゆっくり仕事の疲れをとりたい。HAYATOを抱き上げてベッドに連れて行ってもいいだろうか。起きないか心配すぎる、というか抱き上げた瞬間その、見えないかも心配である。


しまった、完全にタイミングを逃してしまった。さっちゃんが帰ってきたから起きようと思ったのにいきなりほっぺをむにむにと触られるものだから起きようとも起きれなくなってしまった。しかも絶対さっちゃんのシャツ着てることバレちゃったよね。うわああああ恥ずかしい。もっと起きれなくなっちゃったよ!幸い起きてることはバレてないみたい。どうしよう顔とか不自然じゃないかな。でもこのままだと色々辛い。そろそろ腕が痺れてきたしさっちゃんには触られてるし色んな意味でもう限界だよおおおおおおさっちゃん!起きていい?起きていいかな?あれ、鼻がむずむずしてきた…

「ぶ、ぶぁっくしょい!」

目の前のさっちゃんの顔に思い切りくしゃみをぶちまけてしまった。まさか僕もさっちゃんの顔がこんな近くにあるなんて知らなかったよ。いや、本当に。

「ハヤトてめぇ…起きてたのか」
「え…えへへ…ごめんなさい」

誤ったのにごめんなさいじゃねぇよ、と頭を叩かれてしまった。うぅ…ごめんなさいさっちゃん。

「にしても可愛くねぇくしゃみだな」
「べ、別にいいでしょ!」
「それで?なんだこの格好は?」
「あ、これは、着替えるものがなくて…」
「へぇ?誘ってるんだな」
「ち、ちが」

違う!と最後まで言えないままひょい、とお姫様だっこをされてベッドに持って行かれた。

「生殺しはないよなぁ?ハヤト」
「さっちゃ…ちょっ」
「…いただきます」


〜20120403
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