レスラーのお兄さんは、片倉小十郎さんって言うらしいです。
おはようございます。
真樹緒です。
がっつり片倉さんにしがみついて爆睡してた俺は朝までぐっすり寝たおかげで疲れがとれてめさめさ元気です!!
やぁ、ほんま片倉さんは素敵筋肉やねぇ。
おかげで極寒の中ぬくぬくで過ごせました!
ありがとうね片倉さん!
ぬん、実は片倉さんはねえ俺がくっついて寝てたん気ぃついてもそのまま寝かせててくれたんやで。
途中で起きたみたい。
俺は全然気つかんかったんやけど、目ぇ開けた時「やっと起きたか」って髪の毛くしゃってやられたん。
なかなかフレンドリーなお兄さんやねえ片倉さん。
「へー…戦国時代かぁー…」
「…よく分かってねぇだろうお前…」
そんでな。
改めまして。
やっと出会えた第一村人片倉さんに、昨日から気になってた事をぶつけてみた訳です。
ここはどこですか。
「奥州と小田原の国境だ。」
お兄さんはだれですか。
「片倉小十郎。奥州筆頭であられる伊達政宗様にお仕えしている。」
ここらへんで、あれちょっと何か違うなって思たよ。
言わんかったけど。
あえて何にも言わんかったけど。
俺空気読めるもん。
そんで伊達政宗様ってあれやん。
片目の。
歴史の資料集で見たことあるで俺。
意外と肖像画みたいなんが徳川家康とかぶる人やろ?
俺、あれにマッキーでグラサンかいた事ある。
友達に貸したら更にアフロにされて返ってきてもう誰か分からんようになってもたんやけど。
その伊達政宗様?
ぬん?
でも今そんな人おらんはずやん?
「…、今は何時代なんやろう…」
「どう答えていいか分からんが、何時代と聞かれ答えるなら…戦国の時代だろうな。」
遠くを見ながら片倉さんが言うた。
いやいや戦国時代ってー。
てゆうか片倉さんその横顔ちょう男前ー。
その渋さ俺にちょっと分けてくれへんやろうか。
どうやったらそんな渋さが出せるんー。
「どうした。」
「いやいや、」
あかんあかん。
見てても片倉さんにはなれやんなれやん。
むりむり。
俺しっかり。
現実をみて俺。
「へー…戦国時代…」
そんで冒頭に戻る訳やけど。
やー、ひまちゃんお兄俺どないしよー。
戦国時代やって。
ここどこの田舎やろうって思ってたけど、実は戦国時代なんやって。
どうする俺時代超えてもうたまじで…!!
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