｢こじゅさーん、ただ今―。｣
｢遅かったな、何かいたのか…｣


って何してんだ、真樹緒。
何引き連れてんだ。


｢｢｢ガー｣｣｣
｢田んぼで見つけてん！！！｣


かえらしいやろう？
手ぇ伸ばしたらよってきたんよ。
ほんでな、俺が戻ろうと思ったらついてきてもうてなー。
皆一列に勢ぞろいやねん。


｢ほんでこの子見てやー。｣


ひょいってさっきの子見せたらこじゅさんの眉間に皺が寄りました。


おお…
イケメンが勿体ない。


｢………鴨か、？｣
｢うぃ、｣


やぁ、その気持ちは分かるで。
何か一味ちゃう子やろう、そいつ。
ええもん持ってそうな子やろう、そいつ。
でもな、ここからやで。


｢こじゅさんにご挨拶やで。｣
｢あん？｣


見ててな。
ちゃんと見ててなこじゅさん。


｢はい、いっせーのーせ、｣
｢ブモッ。｣
｢！！！｣


ほらやっぱりこじゅさんもびっくりした！！
政宗様とこーちゃんにも見せたろう！！