01



「あ、そうや。」
「Ah?」
「どうした。」
「これどうぞー。」


三人揃って三時のお茶してたんやけど、そういやお手紙もう一つあったやん?って思い出した。
こじゅさんのおやつは今日もおいしいですよ。
真樹緒ですー。


今日のおやつはほうじ茶とみつ豆やで。
つぶ餡が美味―。
抹茶寒天も美味―。
白玉のぷにゅぷにゅ感が美味―。


「うまいなーぁ、こーちゃん。」
「(こくこく)」


こう歯ごたえがあるってゆうん?
柔らかいんやけど程よい弾力。
俺の心をわしづかみやで!


「うまうま…」
「真樹緒、」
「んんー?」
「おら、」
「白玉!!」


最後の白玉を味わってたら、政宗様がもう一個白玉くれました!!
ぷるぷるきらきらの白玉をもう一個くれました!!
政宗様が持ってるおさじに乗せられた白玉をぱくりー。


ぬーん…


ぬーん。
美味―。
うましー。


おおきにー政宗様―。
俺幸せー。
語尾と一緒に俺もとろけそうー。
ほーって思わず目ぇ瞑ってみつ豆のおいしさに浸ってたんやけど、そういやお手紙もう一通来てたんや!って思い出した訳です。


「豆付いてんぞ。」
「ぬ?どこ?」


大変。
みつ豆の主役が。
主役を食べ損ねたらもったいないやん。


「ここだ。」


指でほっぺた探ってても見つからんかったんやけどやぁ、政宗様が見つけてくれてん。
政宗様の指についた豆をぱくん。
ちょっぴり甘いお豆は後味すっきりやっぱり美味しかったですー。


政宗様、
「Ah?」
最近ご自重が見られませんぞ。


少しは憚りませ。


今更何言ってんだ。


「うまー…」


こじゅさんと政宗様が何かゆうてたけど気にしなーい。
最後のひと噛みまで味わいます!


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