「あ、そうや。」 「Ah?」 「どうした。」 「これどうぞー。」
三人揃って三時のお茶してたんやけど、そういやお手紙もう一つあったやん?って思い出した。 こじゅさんのおやつは今日もおいしいですよ。 真樹緒ですー。
今日のおやつはほうじ茶とみつ豆やで。 つぶ餡が美味―。 抹茶寒天も美味―。 白玉のぷにゅぷにゅ感が美味―。
「うまいなーぁ、こーちゃん。」 「(こくこく)」
こう歯ごたえがあるってゆうん? 柔らかいんやけど程よい弾力。 俺の心をわしづかみやで!
「うまうま…」 「真樹緒、」 「んんー?」 「おら、」 「白玉!!」
最後の白玉を味わってたら、政宗様がもう一個白玉くれました!! ぷるぷるきらきらの白玉をもう一個くれました!! 政宗様が持ってるおさじに乗せられた白玉をぱくりー。
「ぬーん…」
ぬーん。 美味―。 うましー。
おおきにー政宗様―。 俺幸せー。 語尾と一緒に俺もとろけそうー。 ほーって思わず目ぇ瞑ってみつ豆のおいしさに浸ってたんやけど、そういやお手紙もう一通来てたんや!って思い出した訳です。
「豆付いてんぞ。」 「ぬ?どこ?」
大変。 みつ豆の主役が。 主役を食べ損ねたらもったいないやん。
「ここだ。」
指でほっぺた探ってても見つからんかったんやけどやぁ、政宗様が見つけてくれてん。 政宗様の指についた豆をぱくん。 ちょっぴり甘いお豆は後味すっきりやっぱり美味しかったですー。
「政宗様、」 「Ah?」 「最近ご自重が見られませんぞ。」
少しは憚りませ。
「今更何言ってんだ。」
「うまー…」
こじゅさんと政宗様が何かゆうてたけど気にしなーい。 最後のひと噛みまで味わいます!
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