02



あんなー。
今日も俺にお手紙届いてんー。
内緒やけどな、こっちに政宗様宛てもあるねんで。
これは中身見てへんから分からへんねんけど、俺のんは政宗様がお仕事してる間に読んでしまったん。


そのなー。
お手紙になー。
「真樹緒君の好きな政宗様とこじゅさんの仕種は何ですか」ってな、書いてあったん。


そんなんな、毎日の中で特に考えた事無くてやぁ。
お手紙もろうて初めて考えてみたん。
実はな、一個目はもう政宗様にやってもろうてるんやで。
何やと思う?


「へへ…」


あんなー。
政宗様が俺の事「真樹緒」って呼ぶやろう?
いっつも呼んでくれるやろう?


ふふー。
俺な、それが好きなん。
ものすごいやさしぃんやで!


「何やってんだ真樹緒」って、ちょびっと呆れたよーに言うんも好き。
呆れてるんやろうけどな、そん時に政宗様めっさ可愛く笑ってくれるん。
俺、それ見たら力が抜けてしまうんよ。
ほーって力が抜けてしまうんよ。


…その隙をつかれて政宗様にちゅーされてまうんやけどな!
ぬーん。


「捕まえたぜ。」
「お?」


あれ?
政宗様?
俺が色々考えてたら、いつの間にか政宗様のとこに戻ってたみたいやで。


ほら、俺ごろごろするん好きやん。
転がるん好きやん。



やからさっき部屋の端まで転がってたんやけど、戻ってきてた!!
しかも政宗様に腕つかまった!!


「政宗様、お仕事終わったん?」
「とっくにな。」
「まじで!」
「of course」


おおー!!
お疲れ様!!
ねっころがったまんま言うたら政宗様も一緒にごろんと寝転がりました!


ふふー。
これで二人でまったりできるなぁ。
俺のお願いも聞いてもらえるかなぁ?


「どんなcuteなお願いだか楽しみだぜ。」
「別にきゅーとやないよー。」


普通やで?
よじっと政宗様のお腹にのっかったら頭をぐしぐし撫でられた。
政宗様はほんまに俺の頭なでるん好きやねぇ。
こちょばいんやけど、頭撫でてくれとる政宗様の手ぇが気持ちよかったからそのままにしときました!



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