03




「真樹緒、」
「ぅい?」
「政宗様がお呼びだ。」
「帰ってきたん!?」


今日は朝からこじゅさんと一緒にお野菜の収穫してましたー。
真樹緒ですこんちは!!


こーちゃんも手伝ってくれたんやで!
畑に水やったりしてなー。
なす収穫してん!
まるまるしたなすは今日のお味噌汁の具になるんやで。
焼いて田楽もいいな、ってこじゅさんゆうてた。
今日のご飯はなすづくしなん。


お豆も採ったから豆ごはんもな。
こじゅさんの豆ご飯!
ふへへー楽しみーってわろうてたら、町に行ってた政宗様が帰ってきたんやって!


大変!
お出迎えせなー。


「こーちゃん行くでー!」
「(こくこく)」


ほっかむりの手ぬぐいを取って手洗い。
顔もちょっと土がついてたからあらって、準備はおっけ。
ちゃんと柄杓と桶も片付けて。
あ、こーちゃんもほっかむり取ろうな。
可愛かったけど!


「こじゅさん、お先です―!!」
「ああ、俺もすぐに行く。」
「こーちゃーん、っとぉ!」


名前を呼んだらだっこされてこーちゃんがぴょーんと飛びました。
相変わらず身軽やねぇ。
落ちやんようにこーちゃんの首に掴まってお城の屋根をとんとんとん。
気がついたら政宗様がいっつもおる部屋の窓辺やって。
ひらひら手を降ってる政宗様とおシゲちゃんが見えた。


「政宗様―おかえりー!!」
「おっと、」


窓からごめんな政宗様。
失礼しますーって窓をくぐって政宗様に飛び込んだらちゃんとキャッチしてくれました!!
おかえり政宗様!!


「あれ?俺にはないの?」
「おシゲちゃんもお帰り!!」


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