02




ぐしぐしといつの間にか溢れてた涙を拭きながら政宗様の部屋の襖をスパンと開きました!
そこにはやっぱりお仕事中の政宗様がおって、ぷにった俺は思いっきり突っ込んでいったんやけど。


「Ah?やっと起きたのか、真樹緒。」


え?
普通?
政宗様普通?
俺、今けっこうぷにやと思うんやけど普通?
まぢで!?


「…まさむねさま…」
「どうした。」


ぬーん。
政宗様の首の辺りによじっと上って覗き込んでみたけど、政宗様はいつもどーりに笑ってるだけでした!


ええー。
まじで!!


「政宗様、」
「真樹緒?」
「…俺、なんか変ちゃう?」
「?いつも通りcuteだぜ?」


まじで!!
俺ちょっと縮んだ感じなんやけど、どう。
手も足もこれでもかってぐらいちまいんやけど、どう。


政宗様もうちょっとよう見てんかー。
俺、本気で落ち込みそうよ!!
全然全く畳に届かん短い足をぶーらぶーらしてたら、政宗様がくくくて笑った。


うん?
政宗様?


「sorry、真樹緒。」
「ぬ?」
「ちょっと縮んだか?」


結構縮んだんやけど。
何で楽しそうなん。


まさかこれ、政宗様のせいや無いやろうね!!
怒るでー!!
俺かて怒るんやでー!!


「むー…」
「俺は何にも知らねぇぞ。」
「やったら何でそんなに楽しそうなん。」
「真樹緒がますますcuteだからな。」


何だこのやわっけぇ顔は。


触らんといてんかー!!
嬉しなーい!!


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