「おお?」
ほんで朝起きたらな、もうけも耳無かってん。 頭わさって触ってみたけど、俺の無造作ヘアーがあるだけでした!! 特ににょーんともしませんでした! 元通り!!
「Ah―?どうなってんだ?」
こないだはこじゅさんと寝たから、今日は政宗様の素敵筋肉にくっついて寝たん。 寝る前にはまだあったのにやぁ? 政宗様が触りすぎたからちゃーう?
「成実と小十郎も触ってたろ。」 「せやけどー。」 「Hum…」 「…おしり揉まんとってんかー。」
尾も無くなったのか、って政宗様は俺のおしりをもみもみ。 せくはらですーって逃げようとしたけどやっぱり力ではかないません…! おおお! ぐにぐにせんとって!
「ぁ、う…っ…!?」
変な声でる…!? 何か気持ち悪い!!
「Ah―?感じたか?」 「政宗様がえろいー!!!」
やめて! ちゅーの時とは比べ物にならん程政宗様えろい…!! その右手もやめて!!
「んんっ…」 「真樹緒、」
うーう! あかんー。 力が抜ける。
政宗様がやわやわ撫でるからちょっともうあかん。 布団から出ようにも立てやんくて。 政宗様の手が着物の中に入ってきて。
あれ? 俺ちょっとほんまにやばくない?
「ぁ、まさむねさま…」
あかんて、もう。 政宗様の手ぇは気持ちええんやけど、な。 このままやったらあかん気ぃする。
「真樹緒、」 「う…」
政宗様の顔が近づいてきて。 ああこれは。 ちゅーされる、って思ったけどどうもできひんくて。
顔が熱いん。 目ぇも泳ぐ。 布団の中でおろおろしながら「政宗様」って小さく呼んだら「しー」って唇に人差し指当てられてしもうたん。
ううう。 もう逃げられへん。 息が漏れて政宗様が近くて、ぎゅって目ぇつぶるしかなかった。 政宗様の匂いがもうすぐそこまできた時にな。
「何をしておいでか政宗様。」 「「…」」
…… ………
こじゅさん!! こじゅさんが!! こじゅさんが現れました!! 助かった!!!
「Shit!!!小十郎知ってて入ってきやがったな!!」
「真樹緒はまだ子供ですぞ早すぎます!!」
変な事を教えないで下さい!
その時のこじゅさんが最高に怖いけど助かったのでよし!
うう? でも何で怒ってるんやろう?
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最後はちょこっとそんな雰囲気にしようと思ったけど、どうにもこうにもそんな雰囲気になりませんでしたキネマ主クオリティ!!
終わり方が強引ですみません(汗) キネマ主には「そーれ取ってこーい」もやらせたかったのですが、それは稲荷でやろうと思い断念(笑)
キネマ主に獣耳と尻尾を、と「Q」にコメント下さった方に感謝をこめまして!
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