06




なぁ、なぁ俺ボンボン取ったで。
あのちょこまか動くボンボンに勝ったで。
褒めてくれへんの?
もさ耳のついた頭をちょびっとこじゅさんと政宗様の前に傾けてみた。


なぁー。
二人とも、俺ちょう頑張ったん!
撫でてぇやー。


、よくやったな真樹緒、
「政宗様!」
っちゃんと見届けたぜ…?
「こじゅさん!」


何でかちょっとよろめきながら二人とも頭を撫でてくれました!
へへへー。
ボンボンはご褒美に政宗様から貰ったん。
ええやろ!!!


「とうっ!!」


このもさもさめー。
俺を苦戦させたもさもさめー。
寝っころがりながら棒持って揺れるボンボンで遊んでたら政宗様にぎゅって後ろからだっこされました。


「政宗様?」
「Ah―真樹緒。」
「ん?」
「てめぇはどこまでcuteなんだ。」
「何ゆうてるんー。」


喉ごろごろせんとってー。
俺ねこちゃうし!


猫じゃらしに本気になってた奴はどこのどいつだ。

ねこじゃらし…

「これだこれ。」


政宗様がボンボンを揺らす。


ああ。
やめてんか。
またうずうずしてしまう。
目で追いかけとったらこじゅさんが「政宗様、」って。


「shit、」


怒られちまった。
笑う政宗様に俺も笑う。


結局そのままくっついて頭撫でられて、たまーにボンボンで遊んでもらいながらのほのんといつも通りの一日が過ぎました!


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