「花ちゃんはねー、耳とか尻尾とかとにかく可愛いんだからー!!」
「Ha!!真樹緒のsmile以上にcuteなもんは今まで見たことねぇなぁ!」
「何言ってるか分かりませんー!」
「これだから学がねぇ奴は!」
「きー!ちょ、旦那も何か言ってやってよ!」
「花は可愛いでござる。」
「っそんなの俺様だって知ってるよ!!」
…… ………
何事。 政宗様とオレンジの人が何か恥ずかしい事を言い合ってる。 何事。
やぁ、花ちゃんは可愛いよ。 ちっちゃくてもっこもこであったかくてな!
「その子なんてぼーっとしてて、歩いてたら何もないとこで転びそうな顔してるくせに!」
「あァ?そこの忍、聞き捨てならねぇなぁ…」
その狐の方がよっぽど阿呆そうじゃねぇか。
「むっ!花を愚弄するのは許さぬぞぉぉ!!」
「真樹緒はぽよぽよほやほやしてんのが可愛いんだよ!」
「花のつぶらな目の上目遣いは殺人ものでござらぁ!!!!」
「真樹緒が甘えて抱き着いてくる時はそりゃぁcuteだぜぇ?」
「花ちゃんがきゅうって鳴くの聞いたら絶対アンタだって落ちるんだから!」
…… ………
輪に入れやん。 もうええかなぁ、放っといて。
「花ちゃん、花ちゃん。」 「きゅ?まきお?」
しゃあないから俺らで座談会やろー。 ずんだ餅も食べてへんしやぁ。 政宗様とこじゅさんの背中からひょっこり抜けて花ちゃんをだっこした。
はいはいちょっとごめんなさいね。 花ちゃんとずんだ食べるんで。
「はい花ちゃん。」 「ありがとうなまきお!!」
口いっぱいにずんだ餅をほおばる花ちゃんに超癒されました! さぁ。 座談会しましょーかぁ。
「花ちゃんはー、何か好きなもんとかあるー?」
「おれ?おれはかんみが好きだ!」
座談会って何してええか分からんからとりあえず好きなもんから聞いてみました!
そっかー。 甘味かー。 甘いのんお美味しいよなぁ。
ずんだの食べっぷりも可愛いで花ちゃん! ほっぺたにずんだついてるけどな!
「まきおは?」 「俺?俺はお米が好きかなー。」 「こめ?」 「うん。」
ふっくら炊きたてのお米って宝石やんなー。 思わず拝みたくなるくらい。 それをー、もっくりもっくり食べるんが幸せやなーい? 幸せやなくなくなーい? ふふー。
「Ha!!このまま口で言い合ってても埒が明かねぇ!」
「同感だね!」
「ここは真剣勝負といこうじゃねぇか。」
「この真田幸村正々堂々とお相手仕る!!」
「俺様だって伊達に真田忍隊の長やってないよー。」
「はっ、忍。てめぇの相手はこの俺だ覚悟しろ。」
「「真樹緒が可愛いか。」」
「「花(ちゃん)が可愛いか。」」
「「「「勝負!!!」」」」
…… ………
「花ちゃんはー、食べもんで何が嫌いー?」
え? 何か無理やりやて? やってしゃぁないやん。 政宗様とかこじゅさんが暴れてんねんもん。
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