06




「花ちゃん、花ちゃん、おもろいー?」
「すっげぇおもしれぇぞまきお!!」


こーちゃんに手ぇ繋がれててくてく。
花ちゃんも、こーちゃんの頭の上で楽しそうです。
よかった!


「……」
「んん?俺もうれしいよ!」


こーちゃんと会えたしなぁ。
ほんまにありがと!!


「…(フルフル)」
「うお!ゆれっぞ!!」
「あはー花ちゃん気ぃつけてー。」


でもなぁ、ちょっと花ちゃん羨ましいかも!


「…?」
「やってな、」


花ちゃんこーちゃんに肩車してもろぅてるやん?
えぇなーって思って!
俺もこーちゃんに肩車してほしなーって思って!
こーちゃんにはしてもろたこと無いやろ?


「…、」
「きゅう!?」
「こーちゃん?」


へへへって笑ってたらこーちゃんが立ち止まった。
うん?って俺も止まったら花ちゃんを俺の肩に乗せました。
どないしたんこーちゃん。
肩車しとったやん。


そんだら俺の体が浮いて。


「「おおおおおお!?」」


花ちゃんが俺の頭を掴んで二人してバランスを崩す。
えー!?
ホンマこーちゃんどうしたん!!


「…、」
「うお?」


でも俺は転んだりする事無く、気がつけばなんとこーちゃんの肩の上でした!!


肩車!!
俺肩車されてる!!
こーちゃんすごい!!


「まきお!すげぇ高いぞ!」
「花ちゃん離したらあかんよ。」
「おう!」


つまりですね、花ちゃんを肩車した俺をこーちゃんが肩車してる訳です。
こーちゃんすごい!!


「……」
「うん、嬉しい!」


ほんまにありがと!!
俺と花ちゃんを乗せたこーちゃんはその後すごいスピードアップをしてくれまして。
あっという間にお社につきました!!


いや、ほんまな。
木と木の間をばびゅーんって飛んですごかってんで。
掴まってるんが精一杯やったもん。


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