03




「Ah?」
「…どうしたん?」
「真樹緒、」
「うん?」
「てめぇの大きさだとよ。」


政宗様の膝でな、お腹のとこに腕回されてな、手紙を見せてもろうたねん。
ほんならな、俺の身長何センチですかーって綺麗な字ぃでほんまにお手紙に書いてました!


気になる?
俺の身長気になる?


「そんなでかくねぇけどな。」

「政宗様とかこじゅさんと比べやんといてぇなー。」


筋肉とか俺無いもん。
でもな、ひょろいん違うよ。
薄いねん…!!!


「自慢できる事じゃねぇだろ。」
「あぅ。」


やって、運動しても筋肉つかんねんよ俺。
体重が減るだけで…!
あれ何なん、ほんま。
体育の授業とか軽くダイエットやねんで…!


「で?」
「う?」
「結局どれぐらいあるんだ。」
「えーとなぁー」


今年の身体測定ではかったんが一番最近やねんなー。
確かなぁ。


「156センチ43キロです!!!」


言うとくけどくるくるの髪の毛の先っちょまで入るよ。


どう?って聞いたら分かりにくいって言われてもうた。
分かりにくいて。
こっちではセンチとキロがめじゃーなんですー。


「俺の腕に入って余るsizeだ。」
「俺の背中に乗って重さを感じない軽さだ。」
「何か余計に小さく感じる…」


やぁでも成長中ですからー!!
めっさもりもり食べて大きくなるんやからな!!


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