そんな事があって、おれはかんがえた。 けいじの村が雨がふらなくてこまってる。 こういう時はきっと雨ごいをしなくちゃならねぇんだ。
前にいちど、ちがういなりが雨ごいをやってるのをみたことがある。 さかき、って木をもって手水をまきながらおいのりをしてな。
「……おどるんだったか…?」
どっちかわからねぇけど、いっしょうけんめい祈ればきっと神位のたかい神様にとどくはず。 そうしたら雨をふらせてもらえるぞけいじ!
「よし…!」
そうと決まればまずはさかきだ。 祭だんをつくって手水をよういして。 耳としっぽもお清めしたほうがいいだろうか。
「やるぞ雨ごい。」
まってろよけいじ! すぐに雨をふらせてやるからな!
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