「やっとか。」 「よう、ございました!」 「世話をかけたな。」 「いや、俺様達何もしてないし。」
寧ろ覗いてただけだ。 気にしないでよと笑って立ち上がる。 さぁさぁそろそろ迎えにいかなきゃいよいよ風魔に苦無を投げ返さなくちゃならなくなりそうだ。
「ぎゅうして。」 「もう一回ちゅう。」 「なでて。」
これでもかってぐらい甘いお願いを独り占めするのなんて狡いったら。 ねぇ、鴨田さん。
「ぶも。」 「鴨田さんも真樹緒のとこ行きたいよね。」 「ももも!」
よしよしそれなら気合いを入れて。 いちゃいちゃしてる二人を邪魔してやりますか!
「真樹緒!」 「あーさっちゃん!」
俺ら仲直りしたで! もういつも通りー! らぶらぶ!
「はいはい、良かったねぇ。」 「ぶも。」 「あー!鴨田さんもおる!」
「姫さんの機嫌は直ったか風魔。」 「(こくり)」 「一段落ですな。」 「あ!政宗様とこじゅさんも来てたん!」 「先程お着きになられましたぞ!」 「ぬー!ゆっきー!」
そんなとこに! 俺、こーちゃんと仲直りしたで! ちゅうもしてもらったん! ゆっきーとさっちゃんのおかげ! ありがとー!
終!
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