ワイルトアダプター小ネタ

久しぶりに読み返して何かもうあまりのカッコよさに妄想こじらせました。
もう作品を知ってる方にしかワケワカメで恐縮ですが。
いえ、知ってる方へでも素敵作品で妄想してしまって申し訳ありませんと恐縮ですが。

あのですね。
時任さん捕まってるじゃないですか最新巻あたり。
そんでもって久保田さん助けに来るじゃないですか。
わたしあの二人の中に割って入るなんて恐れ多くもできないのでね。
でもただちょっとお知り合いにはなりたいなって思うのでね。

キネマ主をね。
時任さんが捕まってるところに放り込みたいなって。


もう、ほんっと恐れ多い事すみません。
安田さん絡みで出雲会のだれそれに人質として誘拐されたとかベタ設定でお願いしますすみません。
もちろん安田さんが助けに来てくれますよ。
兄と妹には心配をかけるから内緒。

お供もつけずに一人でね来るんです。
着物にカンカン帽ないつものスタイルでもいいんですけれど、以前イラストで頂いた黒スーツに煙管安田さんがやたらイケメンで胸キュンなのでそのスタイルの安田さんで。
インフィニティフルカスタム装備です。


「おんおん、ここかー。」


俺のお姫さんがおるんはー。


笑顔で煙管ふかしますが、実は怒髪天で怒ってる安田さん。
船を沈めるのもやぶさかではない安田さん。
トレンチコートを翻し、船に降り立ちますが何だかすでにドンパチやってるかんじ。
そこで時任君を取り返しに来た久保田君と顔を合わせたらいいんじゃないかと思うんです。


「何人殺したんな、恐ろしい坊やの。」
「何?邪魔するならあんたも撃つけど。」
「俺はうちのお姫さん探さなァあかんさけなァ。」
「……ああ、あんたもコッチ側なワケね。」


安田さんも自分の大事なものを守るためならインフィニティを撃つことに躊躇いはありません。
邪魔するなら急所を狙います。
最短で絶命する場所は心得ています。


「ならあんたには用は無い。」
「やあやあ、待ってくれ坊。」


おまん、中で高校生ぐらいの小さいの見んかったか。
こうな小さいんやけど緊張感のーてな。
誰にでも懐きよるからかなわん。


「…いや、知らないわ。」
「そうか」


おーきに。
ほんならもっと奥かのー。


このしゃべってる間もドンパチやってるんですよ。
ちしぶき飛んでるんですよ。
二人とも笑顔ですよ。



一方キネマ主ですが。
とりあえず人質なので殺されはしません。
殺したら安田さんのところとの交渉に使えないからです。
だから生かされてますけどね。
多分本人は自分がどんな危機にさらされてるのか分かってないんじゃないでしょうか。
でもいつも通りすっとぼけても殺される恐れは無いので暢気なものです。


でもそこで時任君にあってですよ。
おないどしぐらいの時任君にあってですよ。
怖い人らばっかりやから俺ちょっと不安やってん!ってな感じで友情をはぐくんだらいいかと思うんですよ簡単ですかちょっと考えてないのでそこらへんはアバウトですなんたる。

ゴーモンを受けた時任君を心配するキネマ主。


「ぬん、大丈夫?時任くん。」
「け!こんなもんかすり傷にも入んねえよ!」
「…めっさ血ぃ出てるで時任くん。」


あかんよ。
これほっといたらあかんやつやよ。
あぶないよ。
はようどうにかせんと。


っていう事でキネマ主考える。
どうにか助かる方法を考える。
キネマ主の小さな頭でひらめいた方法は自分を使う事でした。


「なあなあ時任くん、俺いいこと思いついた。」
「ああ?」
「あのねえ、俺今たぶん人質なんやけど。」
「あー…なんてったか。ヤスダサン?とこっつったっけ?」
「ぬん、たぶんね。」


俺けっこう大事なひとじちやからねえ、殺されへんやろうとは思ってたん。
安田さん俺にあまあまやしね。
怪我とかしてたら怒られると思うし、俺安田さんがくるまでは何もされへんと思ってたんやけど。


「…おう、」
「それをつかおう。」
「…………おう?」
「ぬん!」


俺をね、逆に時任くんが人質にしてにげるん!
俺を盾にしたら多分銃で撃たれたりせえへんよ!
時任君無事、俺も逃げれる、一石二鳥!


「いやいやいやいやいや…!」


ってなって時任君それは駄目だ!って言うんだけれどもキネマ主言いだしたらきかないから多分一緒に逃げる事になってね。
キネマ主の言うように撃たれはしないけど怪我はしちゃってね。
二人とも。
あわや、っていう所を久保田さんに見つけてもらってね。


「…時任、それナニ。」
「あー…人質?」
「お前の?それともあちらさんの?」
「何かどっかから誘拐されてきたらしいけど。」
「ぬ?時任君の大事な人?えーっと久保田さん?ぬん!はじめまして!俺真樹緒!」
「はじめまして。こんな囲まれた状態でよく自己紹介できるね。」


あれあれ一体時任君とどこまで話をしたんでしょうね!
この後は安田さんがグットナタイミングでやってきて脱出です。
時任君と久保田君は海に飛び降りますが安田さんとキネマ主も飛び降ります。


「無事やったか真樹緒。」
「うん、安田さんが来てくれたから。」
「怪我してるやないか。」
「やあこれはちょっとかすっちゃってー。」

でも時任くんが一緒におってくれてね。
守ってくれたん。

「ほうか。礼はゆうたか。」
「あ!」
「後でうちに招待したろうか。」
「おねがい!」


久保田君と時任君は言うまでもありませんね。
あの二人の絆は誰にも斬る事は出来ないと思います。
愛とかよりももっと深いですよねきっと!


船はこの後安田さんに仕掛けられた爆弾によって爆破されてばいいかと思います。
初めから船を沈ませるつもりだった安田さん。
キネマ主が怪我したお礼はまた後日ちゃんとするよ。
実は死ぬほど怒ってた安田さんでひとつ。

それにしてもキネマ主は何で捕まったんでしょうね。
安田さんがピンチ!という誤報かなんかに踊らされたんでしょうね。
安易でベタですみませ…!


はー!すっきり!
すっきりです!
長い妄想すみません!

ワイルドアダプターは本当にすごいスケールの話なので大好きです。
続きが本当に気になるところ。
いつまででも待つので続巻が出る事だけが望みです。

04/16


|
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -