四国家族のお正月

やっぱりあれですかね。
元親さんと武蔵君が餅つきするんですかね。
丸めるのは明智の光秀さんのお仕事で。
出来たての餅を食べるのが元就さんのお仕事です。


「毛利、働かざるもの食うべからずという言葉をご存知ですか。」

丸めたそばから食べるんじゃありませんよ。
それも餡を入れた方ばかり。

「否、我は餅の材料を提供してやったであろう。」

十分な働きはしたわ。

「変な屁理屈を言っていないで手を動かして下さいな。」


近江のお母さんの方は手を焼いているかもしれない。
元就様は食べるの専門。


「おい明智ィ!こっちは終わったぜ!」
「おかみ!つぎのもちごめいれていーぞ!」
「ああはいはい、今すぐ。」


元親さんは安心の頼もしさで、武蔵君はおかみの言いつけはちゃんと守るのでちゃんともちつきするよ。
出来上がった餅は野郎どもと食べるのと、元就様がお持ち帰りするよ。
お砂糖と餡子が入ったお餅は元就様のお気に入りだよ。


あれ、こっちは力仕事要因と食べる要因しかいないからおかみが大変。
もち米用意するのもふかすのもタイミングも全部おかみまかせ。
三成君とかいてたら多少は大丈夫かな。
でもあれだな。
三成君が入ったらはしゃぎそう。


「きっさまらああああ!真面目に餅をつけ!息を合わせろ!私の手間を増やすな…!」
「うるせーな!やってんだろさんせー!おめーがもっとうまくもちをひっくりかえしやがれ!」
「貴様に三成などと気安く呼ばれる謂れは無い!」
「おかみはよんでんだろー!」
「明智に許された事を貴様も許されると思うな阿呆が!」
「なんだとー!」
「おいおめェら、いい加減にしねぇと明智が。」


「貴様は黙っていろ長曾我部!」

こいつには日頃から言ってやりたい事が山ほどある!
身の程を弁えさせ言動を改めさせてやる。
そして己がどれほど愚かか思い知らせてやるうううう!

「そーだぞおに!これはおとことおとこのしょうぶだ!てだしすんな!」


「いや、おめェら餅つこうぜ…」


とかなんとかなって明智の光秀さんの心労が人一倍になりますね。
手いっぱいですね。
「実家に帰らせていただきます」とか言ってそうですね。
実家と言ってもキネマ主の所に行くんでしょうけれども。
おかみがいなくなると正月過ごせないので多分物凄い勢いで止められるんですね。

あれあんまりお正月してない…!

04/16


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