同級生が戦国にやってきた小ネタ


始まりは早朝です。
まだ空が薄明るくなりかけた鶏もなかないくらいの早朝。
起きてるのは多分畑のお世話をしている小十郎さんと、お馬の様子を見に来た鬼さんぐらいで。
キネマ主はもちろん政宗様だってすやすや。

キネマ主はあれです。
政宗様と一緒のおふとんだよ。
政宗様のお腹にくっついて、政宗様はキネマ主の小さい体をぎゅっとして二人ですこすこお休みです。
そんな平和な早朝にですね、政宗様とキネマ主が寝ているお部屋にですね、まずは鉄平君が落ちてきます。

えっ、急ですかすみません。
特に原因とか思いつかなかったんですすみません。
だからあの突然トリップですすみませ…!


ドスンと思い切り「落ちて」きました鉄平君。
多分制服とかで落ちて来ました。
ふとん(あれ着物ですか掛け布団みたいなの)の真上に落ちて来ました。
という事で。




ドスン…!




「っWhat's!」


まず初めに起きたのは政宗様です。
ほら筆頭ですから。
くせものの気配には敏感なのです。
自分の部屋の中から突然聞いた事も無い音がしたので飛び起きて、思わず腕の中のキネマ主を庇って近くに置いてあった刀を手に取ります。


「ぬー…まさむねさま?」


一方のキネマ主は寝ぼけまなこでのそのそしてます。
へっくし!なんてくしゃみしてたりね。
何せまだいつもは寝てる感じの早朝なので!


「…何やここ…」


鉄平君は急に自分が変なところにやってきたのでまだ頭がついて来ておりません。
外にいたのに気がついたら室内ですし。
時間も自分がいたところは明るい時間帯だったのに、ここは少し薄暗い。
強く打ってきしむ体を支えつつ起き上がれば、目の前にいたのは何だか見た事の無いヤンキーと見覚えのある同級生でした。


「っ真樹緒!?」
「ぬ?」
「お前何しとん…」


驚く鉄平君。
名前を呼ばれて目を見開くキネマ主。
思わず鉄平君が手を伸ばそうとしますがそんなの政宗様が許しません。
その手を遮って立ち上がりますが、キネマ主が「まじで!?てっぺー君!?」っていう感じで身を乗り出してしまったのでさあ大変。
見逃さない鉄平君、キネマ主の手を思い切り引っ張り腕の中へ。



「真樹緒にげるぞ…!」
「え?てっぺーく、」
「ってめぇ真樹緒を離しやがれ…!」



そのままだっこして部屋を出ます。
ヤンキーが目の色変えて睨みつけてくるので一目散です。
なりふり構ってられません。

全速力で走りだす鉄平君。
それにブチ切れる政宗様。
だいじなあの子が急にやってきた訳も分からない野郎に連れ去られたのですからそうがありません。
室内にも関わらずヘルどらごんぶっぱなします。




ドッカアアアアン…!




はい、ここからがスタートです。
同級生とりっぷはここから始まります。
政宗様のへるどらごんをかわきりに、同級生達が動きがします。
お城の皆さんも動き出します。



「えー!ほんまにてっぺー君?」



嘘やない?
ほんもの?
ほんものやったらてっぺー君の首のうしろにほくろあんねんけど。
よっこいせ。
髪の毛よっこいせ。
あ、ぬん、あった。
ほくろあった。
ちゃんとあった。


「ほんもののてっぺー君…!」
…何で俺の首にあるほくろの事お前が知っとんな。
「えー?前に体育で着替えてる時みえたん。」


ちなみによしやんとしーば君もしってるよ。


とかのほほんとした会話をしながら鉄平君は逃げます。
どこに逃げたら分かりませんが、とにかくお城の敷地外へ出ようと試みますだってヤンキーが追いかけて来るから。



「そんな事より真樹緒。」
「ぬ?」
「お前なんでこんなとこにおるんな。」


つうかここどこや。
あの目つきの悪いヤンキー何もんやねん。
お前つかまっとったんか。


「えー…話せば長いんやけどー。」


どっから話そう?
やあでも、俺は鉄平君がここにおるんがびっくりやで。
俺だけや無かったんやねえ。

あ、もしかしたら桜?
鉄平君も桜見つけたん?
俺、いまのところここに来た原因として考えられるんあのでっかい桜なんやけども。


「…あ?俺らはあの安田とかゆうおっさんに…」
えっ安田さん?


まさかの安田さんでした。
原因安田さんでした。
最近キネマ主が学校けーへんのやけどとかいう相談を持ちかけたんですかね。
でもキネマ主がこっちにきている間はあっちの時間止まってる感じか時間差がある感じのつもりだったのですけれども。
それはここだけのイフという事でお願いしますよしなに。



「てゆうか俺ら?」



ぬ?
てっぺー君だけやないん?
一人だけやないん?


「…よしやと椎葉もおるはずや。」
「まじで!」


もちろん他の同級生もきています。
お城のどこかに落ちています。
政宗様のへるどらごんを合図にそこらじゅうでやらかしてます。
でもひと先ず姿は見えないので連絡を取らなければなりません。

連絡。
何で取りましょう携帯とかですか。
同級生はスマホ持ってると思いますスマホ。
鉄平君はいいタイミングでポイント使って買いかえて壊れるまで使うタイプ。
よしやんはバイトしてるので最新機種が出るたびに買いかえるタイプ。
椎葉君はキネマ主と一緒のガラケー。
メールと通話が出来ればいい感じ。



「…まずはよしややな。」
えっ携帯通じるん!?



ってゆうかてっぺー君、携帯スマホになってる!
ちょっと前まで俺と同じ折りたたみやったのに!



「昨日変えた。」


ポイント使ってタダやった。
何かキャンペーン中とかでな。
どっかのブランドとのコラボやと。


「まじで…!」


なにそれ俺も欲しいスマホ!
でも使いこなせる気がせえへんスマホ…!


「後でかしたらあ。」


ちょっと待て。
よしやに繋がった。



『あー!?鉄平か!?お前どこおんねん!』
「お前こそどこおんねん。」


真樹緒見つけたぞ。
二人して変なヤンキーに追われとる。


『こっちも変なにーちゃんに追われとんねん!』


はァ!?
真樹緒!?
あいつ何でこんなとこおんねん!
つーかここどこやねん!


何や起きたら畑みたいなとこでや。
目の前におったほっかむりのにーちゃんと目ェあった途端追いかけてきよった。
あれ絶対やばいど。
ほっかむりしてるくせに人一人ぐらい殺せる目ぇやど。



「あ、こじゅさんかも。」
「…こじゅさん?」



ぬーん!
よしやーん!
聞こえるよしやん!
お久しぶり!
ちょうお久しぶり元気―?
俺真樹緒!
まきおー!



『ああ!?真樹緒!?』



お前ほんま心配かけよってからに…!



「あのねえ、よしやん。」



そここじゅさんの畑やねんやんかあ。
大事なお野菜植わってるところやからお野菜下敷きにしたからちょう怒ってるんかもー!
でも大丈夫やで!
こじゅさんやさしいからちゃんと謝ったら許してくれるから!
ごめんなさいしたら許してくれるからちょっと落ち着いて話してみてー!



……
………



そんな雰囲気ちがうねん…!
「待てこらァァァァ!どこの間者だ吐けェェェェ!!」



そんな悠長な雰囲気ちがうねん真樹緒…!
よしやん捕まったら身ぐるみはがされて殺されそうな雰囲気やねん…!
あのにーちゃん俺がごめんなさいしたろころで聞く耳持つようなにーちゃんちがうで…!


よしやんが遭遇したのは小十郎さんでした。
畑におっこちで、畑で作業してた小十郎さんに見つかったよ。
その時に多分お野菜の苗をお尻で潰してしまったんだよ。
でもお野菜の苗もそうだけれども、急に見た事の無い男が目の前にやてきたもので、小十郎さんもよしやんの事間者扱いだよ。
ほっかむりしてるから畑スタイルだけれぢも、小刀とか多分持ってるから臨戦体勢だよ。



「俺、捕まったら殺される…!」
『よしやんいまどこ?まだ畑?』
「いや、何か道場?みたいなとこまで来てん。お前らどこおんねん。」
『ほんならねえ、そのままぐるっと道場の裏に回って、右側に見えるお武家やしきの方にきてー。』


俺らもそこにおるからー。
ごうりゅうしよー。
俺、ひさしぶりによしやんにも会いたいん。


…かえらしー事ゆうてくれるけど、よしやん今結構な危機やからな…?
「よしやんがんば!」


合流したら、俺よしやんらとお友達やで!ってちゃんと説明できるから!
それまでにげきって!
こじゅさん本気になったらめっさ怖いから気をつけてね!


とか何とか楽しげなキネマ主。
鉄平君にだっこされながらご機嫌です。
お久しぶりに同級生とご対面したのでテンションもだだあがりです。



『あ、そうや鉄平。』
「何や。」
『お前椎葉見たか?』
「いや、見てへん。」
『まじでか、あいつほっといたら何やらかすか分からん、』



とか何とかよしやんと鉄平君が会話してる時にまたお城のある一角からドッカーン!なんていう轟音と煙が上がります。
ぴたりと立ち止まる鉄平君。
思わず一緒に立ち止まるよしやん。



『……』
「……」
『………椎葉やな。』
「おん…」


はい、椎葉君でした。
きっと椎葉君はおシゲちゃんに見つかったんだと思います。
ニルのおシゲちゃんはBASARAが仕えるので政宗様と同じ様に何か技使われたんだと思います。
きっと一部屋ぐらい吹き飛んだよ。



「待ちな坊や!君はどこの間者かな吐いてもらうよ…!」
「えらい恐ろしいにーちゃんやなあ、ドア飛んでってもうたで。」



なんて軽くキレた成実さんが椎葉君追いかけます。
椎葉君はこういう時特に焦ったりしないので本能で動いてますまずは逃げやなあかんっぽいな、ほな逃げよか!とおシゲちゃんと目があった瞬間思い至っておシゲちゃんからの一撃は無事に避ける事が出来ました。
椎葉君が落ちたのは厨で、おシゲちゃんが朝餉の用意をしている女中さんの様子を見に行った時と被ったとかで。



「Hey成実!何事だ!」
「梵こそさっきの爆発何なの。」



真樹緒を巻き込んで無いだろうね。
怪我でもさせてたらただじゃおかねぇぞ!



「Ah!?んな事する訳ねぇだろうが!」



曲者が出やがった。
見た事ねぇ餓鬼だ。
真樹緒を連れて逃げてる。



「こっちにも曲者が出たんだよ。」



子供みたいだったけどすぐに逃げられた。
髪は黒で短髪、顔に雀卵斑、見た事も無い着物を着てた。
身のこなしは素早かったけど忍びじゃないね。



「って、はァ?」
「Ah?」
「真樹緒を連れて逃げてるって?」
Ahーー…
何で梵がついてて真樹緒が攫われてるの?



何で梵がついてて真樹緒が攫われてるの?
ふざけてんじゃねぇぞ。



お怒りですおシゲちゃん。
昔の血が騒いでしまうかもしれません。
すでに何かちょっと悪いお口が出かかっています。
ニルの成実さんは政宗様より年上なので、お殿様として政宗様の事を認め尊敬し大切に思っていますが、オイタした時に怒るそれは年長者のそれです。
こうなったら政宗様はおシゲちゃんに敵いません。
チッ!と舌打ちをしてキネマ主を攫った曲者を追います。



「椎葉あいつ何したんな…」
「あのあたり、おシゲちゃんのお部屋やねえ。」
「おしげちゃん…?」
「ぬ?俺の奥州のお母さん。」



いつもは優しいけど、怒ったらとっても怖いんやで!



笑顔で応えるキネマ主ですが、鉄平君は嫌な予感しかしません。
怒ったら怖いて何なそれ。
ていうかお前ほんまあいつらとどういう関係やねん。
ちょっと遠い目をする鉄平君ですが、気を取り直して合流を目指します。


色んな角を曲がって、庭を横切って。
後はあの門を抜ければ、というところで椎葉君が。



「てっぺー!真樹緒!」
「椎葉!」
「しーばくーん!」



おシゲちゃんにおいかけられて、途中から政宗様と二人がかりで追いかけられて、それでも体力に自信がある椎葉君は特に息切れもせずに走りきって門の所で図らずも合流する事が出来ました。
ちなみに鉄平君はへとへとです。
キネマ主だっこして全速力だったから。
あの子なんで毎回自分で歩かないんですかね。
だっこがデフォルトになってますよね。
体力は無いですが、走れない事もないかと思うのですけれどね!



「しーば君おひさー!」
「真樹緒お前、今までどこにおったんなー。」



学校にもけーへんしよー。
心配したやろうが。
せやから俺ら、安田のおっさんとこ行ってよー。
こんなとこに飛ばされてもうたんやんけー。



「ぬーんしーばくうーん!」



ぎゅう。
しーば君にぎゅう。
おんなじサイズやからジャストフィットよねー。
ぬーん。


やあやあごめんねー。
心配かけちゃってごめんねー。
ちょっと俺もここへきた原因におもいあたることなくてー。
ぬん、原因は桜やろうけども、その桜が何かんがえてるんかが分から無くて―。
でも安田さんって何者なんやろうねえ。
何かもう、俺のそうぞうの範囲をこえちゃってるってゆうかー。



「よー分からんおっさんやでなあ。」
「ねー。」



のほほん。
のほほんです。
追いかけられてるのにちっさい子組は平和です。
でもあれですね。
追いかけられてますからね。
キレ気味の政宗様とおシゲちゃんに。


でもそろそろ追いかけっこもアレなので、早々に捕まって貰いますだってお話進まない!
いえもうこれが全てなんですけれども、ちょっと最後までいかないので見つかって貰います巻いて行きます巻いて。



「真樹緒!」
「無事がsweet!!」
「「「!!!」」」



ていう感じで簡単にひっとらえられるよ。
ちゃんとその後はキネマ主が自分の友達である事を説明してね。
無事に納得してもらえますよ。



「まあ…見たところ腕が立つようにも見えないしねぇ…」



真樹緒が言うんなら確かでしょ。
寝込みの隙を取られたのは梵が悪いんだし。



「おいてめぇ。」



おシゲちゃんはキネマ主と政宗様が無事なら他は別段どうでもいいよ。
こんな態度取ってるけど政宗様の事も超絶大事だから、無事だからこそのこんな物言いだよ。



「あ、後ねもう一人おるん。」
「もう一人?」
「よしやんってゆってねえ、多分こじゅさんに追いかけられてるはずなんやけど。」
「小十郎?」
「俺がどうかしたか。」
「え?」
「え?」
「あ?」



「………ぬ?」



こじゅさん?
あれ?
よしやんは?
よしやん追いかけてたんやないん?

あれ?
畑におったんやんねえこじゅさん。
やったらよしやんと会うてるはずで。
確か追いかけてたはずで。



……
………



流れるちんもく。
キネマ主も鉄平君も椎葉君も成実さんも政宗様も黙りこんじゃって沈黙。



「…てっぺー君。」
「…おん。」
「携帯かして。」
「…おん。」



pipipipipi
プルルル
プルルル
カチャッ



「あ、よしやん今どこ」
『真樹緒おおおおお!お前どこやねん!』



右に屋敷ら無いど!
山ばっかりじゃ!
山しか無いわ…!
お前等どこにおんねん…!



「やあ、俺ら、」
『っ!来よった!』
『待てって言ってんだろうがあああ!』


よくうちの忍の目を盗んで屋敷に入れたね!
どこの間者だ吐いてもらうぜ!
俺様に見つかった事思い切り後悔させてやるよ…!



『せやから俺はそう言うんや無いって言うとるやろうが…!』



真樹緒これどうゆう事や!
お前らほんまどこにいるねん…!



……
………



「ぬん…よしやん…甲斐におるみたい…」



という事で実はよしやん甲斐におりました今考えました。
おちた畑は佐助さんがお野菜育ててる畑で。
ほっかむりしてたのは佐助さんでした後付けすみません。
一人だけぼっちにしてごめんねよしやん!
なんかもうしかも寄りによってお忍びさっちゃんに見つかって災難だねよしやん!
ほらお忍びさんだから簡単に信用してくれたりしないから。


でもそれではあんんまりにもアレなので。
このままだとと捕まってしまって終わりなので。
せっかく携帯通じてるんだからちゃんとキネマ主が説明するよ。


『やあやあさっちゃんーさっちゃん俺のお話きいてー。』
「…真樹緒………?」
『そう真樹緒!俺のお話聞いてー!』


よしやんが持ってる小さなからくりからよく知ってる子の声が聞こえて、殺気だっていた佐助さんの雰囲気が少しだけ柔らかくなりますほんの気持ちだけ。
差し出された携帯をでも受け取りはせずにそのままじろり。


「ここから真樹緒の声が聞こえてきたって、それはあんたの術かもしれないじゃないか。」


俺様だまされないよ。
大体本人がいないのに声だけ聞こえるって何それ信じらんない。

え?
この向こうに真樹緒がいるって?
向こうってどこさ。
真樹緒はどこにもいないじゃない。
そんな事言って俺様をはぐらかそうったってそうはいかないよ。
やっぱり怪しいねあんた。



『さっちゃーん、さっちゃーん、』
「どれだけ呼ばれたって俺様こんなにせものの真樹緒と話すつもりはないよ。」
『ぬん…、やあほんなら…』


信じてくれへんねんやったら。
えっと、俺のもってるさいしんじょうほうをおひとつ。
ぬーんと。
さっちゃんはこの間おシゲちゃんにお尻を、


分かった真樹緒さっちゃんが悪かった
『しんじてくれた?』
「うんすっごく信じた。だからお口は閉じておこうねこれ以上しゃべっちゃだめだよ。」
『はーい。』


あれ図らずも成佐に。
特に意識もしたなかったのに成佐に。
でもおかげでよしやんの疑いも晴れそうなのでここいらで小ネタを閉じたいと思いますあれ急ですか。

この後よしやんは暫く甲斐のお屋敷にお世話になるといいですね。
幸村さんにキネマ主の友達だと紹介されて同年代だし仲良くなったらいいですね。
でもあまりの熱血ぶりを見て写メを撮って奥州の鉄平君達に送ってればいいですね。


「あかん…俺このノリついていけん…」
「安心しなよ俺様もついていかないからさ。」
「写メとったろう。」
「しゃめ?」
「写真、何やこう、今見てる場面を絵みたいにして切り取れる的な、」
「へー…初めも思ったけど面白いからくりだねえ。」


さっちゃんはキネマ主から送られてきた成実さんの写メを見せてもらったりなんかして、たまに照れていたらいいかと思います。
ていうか電波どうなってるんでしょうね。
もうほんとそこらへんはイフだしばさらだから!の愛言葉で華麗に流して下さると幸いです。



「え、ちょ、隣の男だれ。」
「ぬ?これよしやん。」


俺のともだち。
さっちゃんと写メとったんやねえ。


「駄目近い。」


真樹緒、そのよしやん君とやらにでんわかけな。
俺が直々にお話するから。



なんてね!
よしやんこんなポジションじゃなかったはずなんだけどな!
あんまりオチになってもいませんが、続けると終わりが無くなるのでこの辺りで失礼します。
この後どうやって同級生が戻るのかは分かりませんが、暫く戦国でのほほんとしていたらいいかと思います。
政宗様と鉄平君はきっと仲が悪いまんまだよ。
椎葉君は裏表の無い性格なのでキネマ主と同じ扱いされてると思うよ。
その内よしやんが佐助さんに連れられて奥州に来るかと思いますこれにてエンディング…!


素敵な組み合わせありがとうございます。
長い小ネタでもうしわけありません…!
少しでもお楽しみいただければよいのですが。
最後までお付き合いくださってありがとうございました!

08/17


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