[おへんじ]政宗様


「Don't laught at me!!」


ふざけるな!
俺が真樹緒を泣かせる訳ねぇだろうが!



「Ahー?それとも何かlady、」



それは真樹緒にいやらしい事をしろっつー振りかァ?
OKOK、それならご期待に添えねぇといけねえなあ。


そうら真樹緒。
こっちへ来い。
いやらしいお前を見せろとのrequestだ。



「…政宗様ちょう楽しそうなお顔してるね。」
「楽しいからな。」
「ぬん…」


ほら、でも下ネタあかんってゆうてるやん。
おシゲちゃん来るかもしれへんよってゆわれてるやん。


「構うものか。」


成実が怖くてお前に手が出せねぇなんざ独眼竜の名が廃る。
覚悟しろよ真樹緒。
この先俺は優しい政宗様じゃいられねぇぜ?


「あ、ちょ、政宗様!」
「イイ声聞かせやがれよ真樹緒。」
「やぁ政宗様!」


いい声ってなに。
かくごってなに。
その俺の着物の中に入って行く手、なに…!!


「やらしい事するんだろ?」
「いつの間にそんなお話に…!!」
「初めっからだ。」
「ぬーん!!」


やあ待って。
待って待って待って政宗様!
おれ、ちょっと、まだ、ちょっと、こころのじゅんびが…!


「sweet、これ以上焦らしてくれるな。」
「んんー!」


ちゅうは嬉しいけど手が!
政宗様の手が!
ていうか知らん間に着物ぬげてる!


「柔らかい体だなァ真樹緒。」
「まさむね様…!」
「どうした。」
「くすぐった、ぃ!」
「cuteだぜ?」
「ぬー!」


やあ、あかん。
ぜんぜんあかん。
政宗様俺のお話聞いてくれへん。


どうしよう。
どうしよう。


押しても引いても政宗様はどいてくれへんし。
ちゅうは気持ちええけどやっぱり手がちょっと、怪しいとこにはいって来るし。
どうしよう…!!



「なぁーにしてるのかなァ?梵、」



……
………



「Ah?」
「ぬ?」



あれ?
ぬん?
この声は。


「俺をそんなに怒らせたいの?」


叱られたいの?
どうしたいの?
梵から真樹緒を取り上げたらいいの?


「…成実。」
「おシゲちゃん!!」
「真樹緒、こっちにおいで。」
「うい!!」
「っこら待て真樹緒!」
「梵は俺とお話があるでしょ?」


一体今何をしてたのかな。
真樹緒の着物をひん剥いて何してたのかな。
真樹緒が助けを求めてた様な気がしたのは俺の気のせい?


「ああいう事はお母さんの了解を取ってもらわないと。」


いつも言ってるよね俺。
そう言うの真樹緒にはまだ早いって。
勢いに任せてやらかさないでって。
とーっても強く梵にお願いしたつもりだったけど、分かってもらえなかったのかなぁ?



「…成実、」
「さァ梵、ゆっくり話をしようか。」
「っJesus…!!!」




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