[おへんじ]政宗様


「Happy Birthday my sweet !!」
「!!政宗様!!」


べしゃ


「ぬーん…!政宗様おもい…!」


やぁやぁ政宗様!
いきなりお部屋入って来たと思ったらいきなり抱きついてきちゃってー。
それはいっつも俺がやってる事やのにー。
今日は政宗様が飛びついて来ちゃってどうしたん。

それになんだかちょっぴり可愛い感じやで。
首に巻かれたピンクのリボンが高級感漂う感じ。

あれー?
ほんまにどうしたん!
リボンどうしたん!


「presentだ。」
「プレゼント?」
「Happy Birthday、真樹緒。」
「んんー!」


んっ、んっ、は…
んー!


「ぷは、」


はぁ、はぁ、政宗様!
もう、政宗様!
いきなりのちゅうは俺びっくりする…!

息つぎまだ俺ちゃんとできひんねんから手加減してっていっつもゆうてるのに。
それやのにいっつもいきなりちゅうするねんもん。
俺窒息したらどうするん!

もー。
ちゅうは好きやけどー。
もー。


「もうちょっとゆっくりやってくれなくちゃー。」
「Ah?」


こうか?


「んう、」


あ、ふ…
んんっ!


…ぬん、政宗様はちゅうするときいっつも俺のしたひっぱるよね。
俺もお返しにひっぱるんやけど!
でもすぐに引っ張り返されてしまうんやけど。


ぬー…
政宗様ちゅうがじょうずなん。


「これでいいか?」
「うい、」


きもちよかった!
うれしかった!

でもやぁ、政宗様いきなりどうしたんかと思ったよ。


「お前のbirthdayだろう?」
「!覚えてくれてたん!?」
「忘れる訳ねぇだろう。」
「やぁまじで…!!」


「Happy Birthday真樹緒。」
「…政宗様。」


ありがとう、ありがとう。
政宗様俺うれしい。
すごく嬉しい。

俺ね、誕生日やけどね、まさかお祝いしてもらえるって思って無かったから。
うれしい。


「真樹緒、俺のsweet。」


今日も明日もこれからもお前を愛しているぜ?
だからpresentだ。

今日の俺も明日の俺も、これからの俺も全てお前にやろう。
足の先から頭のてっぺんまでお前のものだ。
俺の言葉も、俺の見ている物も、息さえも全てお前のものだ。


「政宗様、」
「受け取ってくれ。」
「!!」


政宗様!
政宗様、やぁ、政宗様がプレゼントなん?
ほんまに全部もらってもええん?
政宗様を?


ぬん…
ほんまに、ほんまに?


目の前におる政宗様が全部おれのもん?
俺の大好きなこの髪の毛とか、いっつもちゅうしてくれる口とか、頭を撫でてくれるおっきい手とかも全部?


「of course、」
「ぬん!!」


さぁ、このribbonを解け真樹緒。
そうすればpresentはもうお前のものだ。
そして、ここから先は俺とお前二人だけの時間で。


「誰かに見せるなんざ野暮だぜ真樹緒。」
「やぼ?」
「sweet timeを覗かれたいか?」
「ぬー、俺は別に気にせえへんけどー。」
「Oh、大胆だな。」


だが真樹緒。
俺はお断りだ。
お前のcuteな姿は俺だけが知っていればいいと思わないか。


だから悪いがladys。
ここから先は俺達だけのsecretだぜ。


「行くぜ、真樹緒。」
「ぬ?どこへ?」
「presentを受け取ってくれるんだろう?」
「うい!」
「なら、」
「…?」
「それが最も相応しい場所に決まってるだろうが。」
「わぁ!!」


政宗様急にだっこしたらやっぱり俺びっくりする!
ちゃんとだっこする前にゆうて!
もう!


やぁ、それに政宗様そっちおふとんしいてあるお部屋やで。
おふとんしかないで。
何でそっちに行くん。


「くく…相応しい場所がこっちだからだ。」
「ぬーん!!」


あれ、まじで!!




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