[おへんじ]みんな


「Ha!愚問だな!」
「ちょっと何、梵。」

そんな自信満々で。
言っとくけど順位なんてつけさせないよ。
俺達皆あの子の事大事なんだから。

まぁ、俺はお母さんとして一番大事に思ってるけど。

「てめぇ成実。」

どさくさに紛れて何を言ってやがる。

「えー、お母さんなら俺様だってそうなんだけど!」

可愛い息子は目に入れたって痛くないんだけどー。

「何を佐助!」

俺とて負けてはおらぬ!
常日頃かの方を思い、深く、深く…!!!

「落ち着け真田。」
「かっ、片倉殿…!」
「Hum、小十郎そう言うてめぇはどうなんだ。」
「政宗様…」


……
………
…………


「………愚問にございます。」
「(こくこく)」
「くくく!」

違いねぇ!


「あ、それで我儘だけど。」

ほら真樹緒の。
どこまで許せるかって話。

「Ahー…どこまでって言うよりなァ。」
「あんまり我儘言わないよね。」
「甘ったれではありませすが。」
「もし言うならそれを全て叶えてやるだけの心持ちはあるんだがな。」
「某とて同じく!」
「ほんと、ほんと、」

俺様最近言われたのだってさー。

『さっちゃーん、さっちゃんの顔のペイントさわらしてー。』

「って。」



……


「で、どうしたんだ。」
「いや普通にどうぞって。」

その後真樹緒もやりたいっていうから鼻の頭と頬にこう緑の顔料で塗ってあげたんだよ。


「(………シュッシュッシュッ!!)」
「ちょっ…!あっぶね!!!」
「あれはお前の仕業か真田の忍。」
「中々取れなくて大変だったんだよ。」

風魔は怒るし。
何か赤い顔料持ってきたりして。

「うちの子、中々嫉妬深いんだから酌んであげてよね。」



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