[おへんじ]ひまわりと新


｢あれやぁ、お兄のお相手やって。｣

可愛いお嬢さんが貰ってくれるんが一番やけどなぁ。
今お兄はあちらのお城におるし。

うちは政宗さんにお任せしたらええと思うんやけど。
ほら、お兄の事よう分かってくれてるみたいやし。
お兄も政宗さんの事好きってゆうてるし。

お似合いやと思うわぁ。
お兄はどうなん？

｢…………｣
｢そんな顔せんと。｣

その顔お兄が見たら飛び上がってしまうんちがう。

政宗さんが嫌なんは分かったから。
ほんまに何でそない仲悪いん。

｢人の弟を孕ませるような男やぞ。｣
｢やぁ、お兄それいつまで引っ張るのん。｣

可愛い甥っこと姪っこが出来たからええやないの。
ほんまにブラコンなんやから。

｢それで。｣
｢あぁ？｣

お兄は誰やったらええの？


……
………


｢………伊達の。｣
｢伊達さんの？｣
｢あの、従兄やったら…｣
｢ああ、成実さん。｣

｢えっ俺！？｣

そうやねぇ。
成実さんもええねぇ。
お兄を大事にしてくれてるし、何より扱い方をよう知ってはるし。

やぁやぁ、それは思いつかんかったわぁ。
流石お兄やねぇ。
ほんまはお嫁に出したくも無いくせに。

｢ひまわり。｣
｢あらあら怖い。｣

とゆう事で成実さん、お兄をよろしくお願いしますー。

｢いやいやいやいや！｣

俺お母さんだから！
そりゃぁ嬉しいけど心の準備が…！

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