[おへんじ]政宗様とこじゅさん


「ご期待に応えるならNumber1か?」

だがなぁ。
大事にしてぇんだよ。
あいつを。

毎日毎日甘い言葉を囁いて。
毎夜毎夜腕に抱き。
俺の姿だけを見せて、俺だけの口付けを受け。

そうしてあいつが俺だけを見る様になってやっと。
全てを曝け出し理性などは殴りすてて、あいつの全てを手に入れる。

だからなァ。
今はまだ俺はcoolな政宗様だ。


「小十郎、お前はどうだ。」


その微動だにしねぇ面の奥に危ねぇもんを抱えてんのは知ってるぜ。

「…政宗様。」
「お前が答えねぇなら代わりに答えてやろうか。」

Number3だろう?
戯れてくる真樹緒に灸をすえると言いながら。
あの幼い唇を捕えた事があるだろう。


「〜〜〜っ、」
「くくく俺が知らねぇとでも思ったか。」




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