[おへんじ]松永さん
「ふむ…私があれと話す時は、あれが一方的に話す事が多くてね。
本日の独眼竜や、右目の畑の塩梅や、己の忍の偉業をそれはそれは楽しげに語ってくれる。
いつだったか私にも何かを話せとせがんだ事があったが。
可愛がっている骨董の話しをしている内に膝の上で寝てしまったよ。
それ以来私は専らあれの話を聞くのが専門でね。
何か面白い話題があればあれ方がやってくる。
その代わりに私はあれの喜ぶ物を用意していなければならないのだ。
さて、本日は何にしようか。」
とたとた
とたとた
ガラッ!!
「松永さーん!きょうのおやつなにー!」
「扉は静かに開けたまえよ。」
「やぁやぁごめんなさいー。ちょっと今日のおやつにテンションあがっちゃってー。」
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